令和6年度 野生いのししへの豚熱経口ワクチンの散布について
コンテンツ番号:82205
更新日:
国内では平成30年9月以降、野生いのししの間で豚熱の感染拡大が続き、飼養豚における豚熱感染の要因となっています。
野生いのししを介して豚熱ウイルスが養豚場周辺に拡散するリスクを低減させるため、「秋田県アフリカ豚熱及び豚熱侵入防止対策協議会」(構成員:県、関係市町村及び畜産関係団体等)と連携し、野生いのししに対する豚熱経口ワクチン(以下「ワクチン」という。)の散布事業を実施しています。
1 令和6年度散布計画
(1)散布地域
鹿角市、小坂町、大館市、北秋田市、上小阿仁村、能代市、藤里町、三種町、八峰町、秋田市、潟上市、五城目町、八郎潟町、井川町、由利本荘市、にかほ市、大仙市、仙北市、美郷町、横手市、湯沢市、羽後町、東成瀬村 (県内23市町村)
(2)予定散布地点数
上記23市町村の山林等174地点
(3)予定散布個数
10,440個(1箇所あたり20個散布・年3回実施)
(4)事業実施期間
令和6年6月5日(水)から令和6年10月31日(木)まで
(5)主な作業内容
作業項目 | 作業内容 |
---|---|
散布地点事前確認及び餌付け |
経口ワクチンの散布地点は、野生いのししが生息する山林及び近隣の耕作放棄地等に設定するため、散布地点での作業が適切に実施できるよう、散布前に地点を事前確認し、必要に応じて、低木、雑草等の刈払い等を実施し、注意看板を設置します。 餌付けは、経口ワクチンの接種率が高まるよう、野生いのししを誘引するために行うもので、ワクチン散布に備え、散布予定箇所周辺の地表等にトウモロコシ、米ぬか等の飼料をまきます。新規散布地点において、1回目の経口ワクチン散布前にのみ実施するものです。 |
経口ワクチン散布 |
1地点当たり、散布位置(10箇所)を決め、各穴の中に経口ワクチン及び餌を入れ、土で被覆して埋め戻します。(土壌が固い所などでは地表に散布する場合もあります。) |
経口ワクチン回収 | 経口ワクチン散布後5日目以降に、残存ワクチンの摂食状況を確認・記録し、経口ワクチンを回収します。 |
(6)市町村別散布スケジュール
市町村名 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 散布予定数量(年度内) |
---|---|---|---|---|
鹿角市 | 7/2 散布 | 8/9 散布 | 10/8 散布予定 | 780個 |
小坂町 | 6/21 散布 | 7/30 散布 | 9/11 散布 | 660個 |
大館市 | 7/16 散布 | 9/2 散布 | 10/17 散布予定 | 300個 |
北秋田市 | 7/5 散布 | 8/22 散布 | 9/18 散布 | 300個 |
上小阿仁村 | 7/4 散布 | 8/19 散布 | 9/20 散布 | 300個 |
能代市 | 6/28 散布 | 8/7 散布 | 9/30 散布予定 | 360個 |
藤里町 | 7/5 散布 | 8/22 散布 | 9/18 散布 | 240個 |
三種町 | 7/17 散布 | 8/29 散布 | 9/20 散布 | 720個 |
八峰町 | 6/28 散布 | 8/7 散布 | 9/30 散布予定 | 180個 |
秋田市 | 7/3 散布 | 8/8 散布 | 9/4 散布 | 300個 |
潟上市 | 7/2 散布 | 8/12 散布 | 9/17 散布 | 60個 |
五城目町 | 7/11 散布 | 8/8 散布 | 9/11 散布 | 420個 |
八郎潟町 | 7/2 散布 | 8/12 散布 | 9/17 散布 | 120個 |
井川町 | 7/2 散布 | 8/12 散布 | 9/17 散布 | 360個 |
由利本荘市 | 8/2 散布 | 9/13 散布 | 10/4 散布予定 | 540個 |
にかほ市 | 8/21 散布 | 9/19 散布 | 10/9 散布予定 | 600個 |
大仙市 | 7/2 散布 | 8/7 散布 | 9/5 散布 | 540個 |
仙北市 | 7/19 散布 | 9/3 散布 | 9/25 散布 | 420個 |
美郷町 | 7/5 散布 | 8/7 散布 | 9/26 散布予定 | 420個 |
横手市 | 7/8 散布 | 8/9 散布 | 9/25 散布 | 720個 |
湯沢市 | ①6/7、②6/21 散布 | ①7/31、②8/2 散布 | ①9/6、②9/9 散布 | 900個 |
羽後町 | 7/10 散布 | 8/13 散布 | 9/19 散布 | 480個 |
東成瀬村 | 7/3 散布 | 8/5 散布 | 9/17 散布 | 720個 |
情報は随時更新します
2 皆様へのお願い
豚熱ウイルスは、いのししの糞便等に排泄されるため、靴底や衣類、荷物、車などを介して遠隔地へ運ばれる可能性があります。
県内及び国内の養豚業を守るため、以下のリーフレット及びウェブサイトを参考に、豚熱ウイルスの拡大防止にご協力ください。
・豚熱は、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。
・また、感染した豚の肉が市場に流通することはありません。
・万が一、感染豚の肉や内臓を食べても人体に影響はありません。