野生いのししへの豚熱経口ワクチン散布事業について
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国内では平成30年9月以降、野生いのししの間で豚熱の感染拡大が続き、飼養豚における豚熱感染の要因となっています。
本県でも野生いのししの豚熱感染事例が確認されていることから、野生いのししを介して豚熱ウイルスが養豚場周辺に拡散するリスクを低減させるため、「秋田県アフリカ豚熱及び豚熱侵入防止対策協議会」(構成員:県、関係市町村及び畜産関係団体等)と連携し、野生いのししに対する豚熱経口ワクチン(以下「経口ワクチン」という。)の散布事業を実施しています。
1 経口ワクチンについて
経口ワクチンは、トウモロコシなどを材料としたビスケット状の餌の中に液状のワクチンを封入したもので、野生いのししが食べることによって、豚熱ウイルスに対する免疫を獲得させ、豚熱の感染を防止するものです。
経口ワクチンは野生いのししの目撃情報などを元に散布地点を選定し、山林等の地中に埋めるなどして散布します。
豚熱経口ワクチン
散布地点において、野生いのししが経口ワクチンを摂食している様子
(秋田県内にて2023年8~9月撮影)
2 豚熱の感染拡大防止には、皆様ひとりひとりの御協力が必要です。
豚熱ウイルスはいのししの糞便等に排泄されるため、靴底や衣服、荷物、車などを介して遠隔地へと運ばれる可能性があります。
県内及び国内の養豚業を守るため、以下の動画やポスター等を参考に、豚熱ウイルスの拡大防止に御協力ください。
動画
ポスター
3 経口ワクチンを見つけたら(散布地域周辺の住民の皆様へお願い)
万が一、経口ワクチンの全部又は一部を発見した場合、決して触れずに、下記連絡先へ報告をお願いします。
4 【年度別】経口ワクチン散布の計画及び実績