文化審議会(会長 佐藤信)は、令和4年6月17日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、既指定の史跡脇本城跡の城跡北部の乍木(ながらぎ)地区の一部を追加指定するよう文部科学大臣に答申することを決定しました。

 史跡脇本城跡は、日本海に突き出た男鹿半島の付け根、脇本に位置します。標高100m程の丘陵全体に広がり、日本海北部一帯に勢力をのばした安東氏の居城として、自然地形を巧みに利用しつつ、大規模な造成をして整備した中世城館です。今回の答申によって追加指定されるのは、脇本城跡北部乍木地区の一部2378.00平方メートルで、既指定範囲と合わせて指定範囲は合計1289,760.77平方メートルとなります。

 本県所在の国指定史跡の累計(特別史跡1件を含めて13件)に変動はありません。
 なお、今回答申された史跡の新指定は9件、追加指定等は24件(特別史跡3件を含む)で、全国の史跡の累計は1,881件(特別史跡63件を含む)となります。