県内における野生イノシシの豚熱検査等について
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令和4年8月21日に湯沢市で発見された死亡野生イノシシについて、豚熱検査を実施した結果、県内で初めて野生イノシシの豚熱感染が確認されました。
豚熱ウイルスは、イノシシの糞便等に排泄されるため、靴底や車等に付着した場合、遠隔地に運ばれる可能性がありますので、県内・国内の養豚業を守るために、山や森林から帰る際には靴底の洗浄等、ご協力をお願いします。
なお、豚熱は、 豚やイノシシの伝染病であって、人に感染することはありません。また、仮に豚熱にかかった豚等の肉や内臓を食べたとしても、人体に影響はありません。
1 野生イノシシの豚熱検査結果
(1)令和5年度の検査結果[令和6年3月27日現在]
・野生イノシシの豚熱検査頭数 計102頭(陽性4頭)
うち死亡イノシシ 0頭(陽性0頭)
捕獲イノシシ 102頭(陽性4頭)
・令和5年度月別市町村別検査実績は、次のとおりです。
(2)報道発表資料一覧
・令和4年8月26日(野生イノシシの豚熱陽性:1例目)
・令和4年9月2日(野生イノシシの豚熱陽性:2例目)
・令和4年10月21日(野生イノシシの豚熱陽性:3例目)
・令和4年11月16日(野生イノシシの豚熱陽性:4例目)
・令和5年1月12日(野生イノシシの豚熱陽性:5~6例目)
・令和5年1月19日(野生イノシシの豚熱陽性:7例目)
・令和5年12月21日(野生イノシシの豚熱陽性:8~9例目
・令和6年3月13日(野生イノシシの豚熱陽性:10~11例目)
(3)平成30年度から令和4年度までの検査実績
・野生イノシシの豚熱検査頭数
計 136頭(うち死亡イノシシ11頭、捕獲イノシシ125頭)
上記のうち 陽性頭数 計 7頭(うち死亡イノシシ3頭、捕獲イノシシ4頭)
2 野生イノシシの豚熱感染確認区域
現在、本県における野生イノシシの豚熱感染確認区域(※)は、次のとおりです。
野生イノシシの豚熱感染確認区域【県南】(令和6年3月27日現在)
野生イノシシの豚熱感染確認区域【県北】(令和6年3月27日現在)
※野生イノシシで豚熱の感染が確認された地点から半径10キロメートル圏内にかかるハンターマップのメッシュ区画を感染確認区域としています。
3 皆様へのお願い
(1)県民の皆様へ
豚熱ウイルスはいのししの糞便等に排泄されるため、靴底や衣服、荷物、車などを介して遠隔地へと運ばれる可能性があります。県内及び国内の養豚業を守るため、次の動画やリーフレット等を参考に、豚熱ウイルスの拡大防止に御協力をお願いします。
【アウトドアを楽しむ皆さんへのお願い】
・靴の泥を山で落としましょう。
・野山では残飯を持ち帰りましょう。
・楽しんだ後は養豚場に近づかない。
【動画】豚に病気を広めていませんか?農林水産省Maffchannel
【動画】アウトドアを楽しむ皆様へ 農林水産省Maffchannel
・一般向けリーフレット [594KB]
・登山者、キャンパー、山林内作業者向けリーフレット [750KB]
【リンク】
・イノシシ・ニホンジカ情報(秋田県生活環境部自然保護課)
(2)狩猟者の皆様へ
豚熱感染確認区域等において、野生イノシシの狩猟を行う際に、御一読をお願いします。
各種資料
・狩猟者のみなさまへ-豚熱対策のお願いー(農林水産省・環境省)
・CSF・ASF 対策としての野生イノシシの捕獲等に関する防疫措置の手引き
・CSF・ASF 対策としての野生イノシシの捕獲等に関する防疫措置の手引き【簡易版】
4 野生イノシシの経口ワクチンの散布について
経口ワクチンは、トウモロコシなどを材料としたビスケット状の餌の中に液状のワクチンを封入したもので、野生イノシシに食べさせて、豚熱ウイルスの免疫を獲得させ、野生イノシシの豚熱感染を防止するものです。
実施状況については、次のリンクをご確認ください。
5 その他の情報(リンク)
(1)野生イノシシの豚熱対策(農林水産省)
(2)鳥獣被害対策コーナー(農林水産省)
(3)野生イノシシにおける豚熱の確認に伴う環境省の対応について
(4)豚熱(CSF)について(農林水産省)