実務紹介

獣医師職の配属先について

獣医師の仕事は、大きく公衆衛生分野と家畜衛生分野に分けられます。本県では、公衆衛生分野については「生活環境部」、家畜衛生分野については「農林水産部 」が担当しており、それぞれの中で配属先が決まります。
生活環境部に所属する場合、生活衛生課(本庁)のほか、各地域振興局(保健所)、食肉衛生検査所、動物愛護センター、健康環境センター等の機関に配属され、勤務することになります。

獣医師職(生活環境部所属)の主な業務内容

業務内容は、県民生活に関わる食品衛生や環境衛生に関すること、動物愛護管理に関することから、試験研究まで、非常に多岐にわたります。
その内容は、配属先により異なり、法令に基づく許認可事務や監視指導、講習会の開催などによる普及啓発や窓口相談など様々ですが、大きく、次の6つに分類できます。

  1. 食品衛生
  2. 狂犬病予防
  3. 生活(環境)衛生
  4. 動物愛護管理
  5. 食肉衛生
  6. 試験検査・研究

 

さらに詳しく!

 資料で詳しく紹介していますので、ぜひご参考ください!
 → <資料ダウンロード> 獣医師(生活環境部)の実務 [1641KB]

 

若手職員インタビュー

獣医師

 

Q 現在どんな仕事を担当していますか?

と畜検査が1日の大半を占める仕事です。精密検査では理化学検査を担当しており、血液検査やLC-MS/MSによる残留動物用医薬品等検査を行っています。この他に食鳥処理関係の業務(事業許可・衛生指導等)を主に担当しており、年間計画を立てて県内全域を巡回しています。

<ある日のスケジュール>
05:30 起床→猫の世話→朝食
08:20 出勤→シフト変更確認→着替え→と畜場へ移動→検査準備
08:30 と畜検査(豚)、中間15分程度休憩
12:20 所に戻り昼休み
13:20 メール、チャット、回覧中文書のチェック
13:30 食鳥処理事業者等からの問い合わせに返電
13:50 と畜場へ移動→検査準備
14:00 と畜検査(豚)
15:30 所に戻り精密検査や文書作成、検査関係用品の物品発注
16:30 メール、チャット、回覧中文書のチェック
17:30 着替え→退庁
18:30 猫の世話→虫の世話
19:00 バスタイム
20:00 アニメ鑑賞(兼)夕食
21:00 猫と遊ぶ
21:30 ゲーム
23:30 就寝

※ 掲載内容は、2026年1月末現在のものです。

Q 秋田県庁を選んだ理由は?

返還免除条件付きの奨学金(秋田県獣医学生修学資金)を秋田県から借りることができたからです。私大の学費は高く、別の機構の奨学金だけでは厳しかったため、とても助かっています。また、地元ですが知らない地域も多いので、異動等で地方巡りができることはとても魅力的でした。

Q 仕事でやりがいを感じることは?

獣医師の仕事として、動物を治療するというイメージが強いかもしれませんが、解剖や病理、感染症などの知識・理解をもって動物(豚)を見て、法的に判断し、安全な食肉を流通させるという仕事も獣医師としての実感があります。

Q 入庁前のイメージと違ったことは?

学生時代に他県で見学したと畜検査はとても速く、自分には難しいと思っていましたが、数をこなせば目も体も追いついてくるもので、運動が苦手な私でも慣れることができました。秋田県ではインターンシップで獣医学生の受入もしているので、単位取得を兼ねて是非見に来てください。

\ 県職員を目指している方へメッセージ! /

秋田県では獣医師修学生を募集しています。秋田県獣医学生修学資金は借りた年数の3分の5、最低5年以上の期間、農林水産部(産業動物関係)又は生活環境部(動物愛護・公衆衛生関係)に勤めると返還が免除になります。現在は大学受験生向けの地域枠修学資金給付事業も行っています。また、当県の獣医師枠の採用試験は論文試験と口述試験のみで、筆記試験勉強が不要です。国家試験勉強だけに集中することができるので、オススメです。

 

獣医師

 

Q 現在どんな仕事を担当していますか?

主にセンターに収容された犬猫の譲渡事業に携わっており、譲渡犬同窓会等のイベントの運営にも関わります。また、収容された犬猫の飼養管理作業のほか、獣医師として健康管理を行ったり、必要に応じて不妊去勢手術も実施します。

<ある日のスケジュール>
08:20 出勤
08:30 朝礼
08:45 犬猫の飼養管理・健康管理
10:00 犬猫譲渡マッチング/手術
12:00 昼休み
13:00 犬猫の飼養管理・健康管理
15:30 里親募集のためのホームページ用記事作成
16:30 施設内巡回
17:00 翌日の準備
17:45 退庁

※ 掲載内容は、2025年1月末現在のものです。

Q 秋田県庁を選んだ理由は?

学生時代に、将来、生まれ故郷の秋田で働きたいと考えていた私にとって「獣医学生修学資金制度」はすごく魅力的でした。貸与を受けた年数の3分の5以上の期間、秋田県の機関に獣医師職員として従事することで全額返還免除になることは、就職先を選択するのに大きな要因になりました。

Q 仕事でやりがいを感じることは?

譲渡先の方から、様々な背景事情によりセンターに収容された犬猫が、譲渡先で大切にされ幸せそうに暮らしている様子について伺うと報われる気持ちになります。また、犬猫の適正飼養についてお話した際に、お客様からご理解とご納得を示していただけるとやりがいを感じます。

Q 職場の雰囲気は?

職員一人一人が自分の職務について積極性があり、それぞれの考えを持って働いていると感じます。また、困っているときには周りの人に手を差し伸べてもらうことが多く、協力的な雰囲気です。

Q 入庁前のイメージと違ったことは?

獣医師職員は異動先が限られておりますが、実際異動すると所属によって職務内容が大きく切り替わることもあり新鮮でした。また、獣医師不足は業界の課題でもありますが、自身の意思や悩んだ末の結論等が業務に反映されることも多いと感じています。

Q 休日や仕事終わりの過ごし方は?

編み物が趣味なので、時間にゆとりがある日は黙々とひざかけ等を作ったりしています。今年度は休日に遠出する機会も沢山作ることができ、遠方の友人と会ったり、知らない土地を1人で歩いて山や海を見たりしていました。

\ 県職員を目指している方へメッセージ! /

自身の暮らしが安定して初めて他の問題に向き合うことができると考えているので、福利厚生が充実しているところは最大の魅力のひとつです。働く中で様々な暮らしを見聞きする機会があり、啓発事業や助成金制度づくりに関与することで世の中に直接働きかけることができるなかなか希有な仕事だと思います。忍耐強くて優しい秋田の人たちとその周りの動物の暮らしがよりよいものになるように、一緒に奮闘してくださる方をお待ちしています。