実務紹介

電気職の配属先について

地方公共団体では、一般的な行政事務のほか、水や電気など住民の生活基盤に不可欠なサービスを提供する様々な事業を行っており、こうした地方公共団体が自ら経営する事業を「地方公営企業」といいます。秋田県では、豊富な水資源を活用した水力発電を行う電気事業と、企業へ安定した工業用水を供給する工業用水道事業を経営しています。
電気職は主に、発電所の運転・保守管理や改良・建設計画、工業用水道施設の維持管理を担当するほか、県の所有する施設の電気設備に関する維持管理などを担当します。

電気職の主な業務内容

公営企業部門のうち電気事業では、県内16箇所の水力発電所の運営、運転業務、給電業務、水車発電機及び関連設備の保守管理、中小水力発電開発調査、新規水力発電所建設のほか、各種工事の設計・監督などの業務に従事します。工業用水道事業では、秋田臨海工業地帯や秋田市御所野の秋田新都市地区の全29事業所への工業用水の給水、施設の管理、給水契約業務のほか各種工事の設計・監督などの業務に従事します。
公営企業部門以外の部署では、流域下水道施設や県有施設の電気設備に関する工事の設計・監督などの業務に従事するほか、新エネルギー等に関する行政事務に従事します。

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 資料で詳しく紹介していますので、ぜひご参考ください!
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若手職員インタビュー

秋田発電・工業用水道事務所 伊藤さん(2020年度採用)

経歴(採用5年目)
2024年度~ 秋田発電・工業用水道事務所
2020年度~ 大館発電事務所
Q 現在どんな仕事を担当していますか?

秋田県が運営管理する16箇所の水力発電所のうち、6箇所の運用、維持管理を担当しています。発電所をスムーズに運転し続けるために、自分たちで点検を実施するほか、老朽化設備の更新工事を発注し、監督業務をしています。また、発電所へ新しいデジタル技術を導入するためのプロジェクト委員として、高度な遠隔監視装置等の導入を検討する業務を行っています。

<ある日のスケジュール>
08:20 出勤
08:30 朝コミ、発電所運転業務引継
09:00 公用車で発電所へ移動
10:00 発電所で定期巡視(点検)開始
12:00 昼休み
14:30 事務所へ帰所、点検報告書作成
15:00 担当工事および委託資料作成、確認
16:00 新しいデジタル技術導入に関する調査、検討
17:15 退庁

※ 掲載内容は、2025年1月末現在のものです。

Q 秋田県庁を選んだ理由は?

大学生活を東京で過ごしていましたが、家族からの「秋田へ帰ってこないか?」というアピールもあり、Aターンを決意しました。もともとは、大企業で規模が大きな仕事をしたいという思いを持っていたことに加え、故郷に貢献できる仕事がしたいという思いが芽生え、これらを叶えられるのが秋田県庁でした。

Q 仕事でやりがいを感じることは?

ゼロに近い状態から何かを成し遂げた時に得られる達成感が大きなやりがいです。また、水力発電所の運用は天候に左右されることが多く、天気予報などから得られる情報をもとに発電所の運転計画を決めているのですが、自分の予想がバッチリ当たると嬉しいですね。

Q 職場の雰囲気は?

いい意味で上司・部下関係なく、自分の意見を発言しやすい環境だと感じています。業務で困った際には気軽に相談できる先輩もおりますし、プライベートで一緒に旅行へ行く仲間がいたりと、雰囲気はとても良いと感じています。

Q 入庁前のイメージと違ったことは?

なんとなくですが、県庁というと縦割り組織なイメージが強く、上から与えられた仕事をこなす印象を抱いていました。実際は全くそんなことがなく、若手の新しい意見を取り入れてもらえることも多いです。職員一人ひとりが働きがいをもって働ける職場だと感じています。

Q 休日や仕事終わりの過ごし方は?

休日は温泉旅行やライブ遠征に行っています。有給休暇が取りやすいので、遠出しやすいことはありがたいです。また、最近はポーカーにはまっていて、仕事終わりは晩酌をしながらポーカーの勉強をしていることが多いです。いつかはポーカーの大会にも出場したいと思っています。

\ 県職員を目指している方へメッセージ! /

電気職というと電気を専攻した人がなるイメージがあるかもしれませんが、そうとも限りません。私は情報系専攻でしたが、入庁後に様々な資格を取得し、業務にあたっています。電気に興味がある方をお待ちしています。秋田のためにともに働き、高質な田舎秋田をもっと盛り上げていきましょう。

 

秋田発電・工業用水道事務所 田口さん(2019年度採用)

田口 実李の写真

経歴(採用5年目)
2023年度~ 秋田発電・工業用水道事務所
2019年度~ 玉川発電事務所
Q 現在どんな仕事を担当していますか?

県が運営している水力発電所のうち、管轄である6つの発電所を管理しています。効率的な発電をするため運転計画を作成したり、発電所の機能を維持するため定期的な点検を行ったりして、安定した電力の供給に努めています。


<ある日のスケジュール>
08:20 出勤
08:30 発電所運転業務引継
09:00 発電所定期機器巡視
12:00 昼休み
13:00 巡視記録作成
15:30 工事資料確認
17:15 退庁

※ 掲載内容は、2024年1月末現在のものです。

Q 秋田県庁を選んだ理由は?

大学生の時に参加したインターンシップがきっかけで、ライフラインを支える仕事に魅力を感じ入庁しました。

Q 仕事でやりがいを感じることは?

秋田の豊かな水資源を、エネルギーとして県民の皆さんへお届けすることに責任とやりがいを感じます。

Q 入庁前のイメージと違ったことは?

水力発電所は、主にダムの近くなど山間部に位置しており、普段は遠隔で監視・制御しています。そのため、直接現場へ行って行う作業はほとんどないと思っていました。しかし実際は、発電所での現場業務が多く、多岐にわたる知識や技術力を身につけることができます。

\ 県職員を目指している方へメッセージ! /

技術者としての成長を感じながら、様々な制度のもとワークライフバランスを実現することができます。
年次休暇を1時間単位で取得できることや、育児のための部分休業や時短勤務などの制度がいいなと思います。

 

お仕事紹介動画 <電気職編>