若手職員インタビュー・実務紹介(土木)
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実務紹介
土木職の配属先について
- 県庁建設部
- 建設政策課
- 技術管理課
- 都市計画課
- 下水道マネジメント推進課
- 道路課
- 河川砂防課
- 港湾空港課
- (建築住宅課)
- (営繕課)
- 港湾事務所[秋田・船川・能代]
- 空港管理事務所[秋田・大館能代]
- 地域振興局建設部
- 企画・建設課
- 企画監理班
- 道路建設班
- 河川砂防班
- 保全・環境課
- 道路保全班
- 河川保全班
- 地域整備班
- ダム管理事務所
- 用地課
- (用地班)
- 管理班
- (建築課)
- (建築指導班)
- (住宅・営繕班)
- 企画・建設課
土木職の主な業務内容
土木技術は、自然災害から人の暮らしを守り、社会・経済活動を支える基盤をつくるとともに、良質な生活空間を実現しています。
土木職の主な業務内容
本庁と地域振興局の役割
土木職員は、公共の福祉の増進を目的として、道路や橋、上下水道、港湾、ダムなどのインフラの整備や管理を行う役割を担っています。
各事業を推進するため、本庁職員は「予算」や「公共事業評価※1 」、県議会などに関する調整を行い、地域振興局建設部の職員は事業を実際に進めるための「調査」「計画」「設計・積算」「工事監督」を行うとともに、事業に関係する市町村や機関との調整等を行います。
本庁・地域振興局とも、概ね3~4年サイクルで異動があります。
他機関との関係
本庁職員:事業の予算関係、国、他県及び市町村との調整など
地域振興局職員:個別の事業の実施
土木職の実務
本庁勤務職員(都市計画課)
- 業務開始
- メールの確認
- 各種調査物対応
- 大館市へ出張
- 市との打合せ
- 現場調査
- 帰庁
- 各種調査物対応
- 補助金の交付申請手続き
- 国・市町村との電話打合せ
- 自宅で家族と団欒
地域振興局勤務職員(道路保全班)
- 業務開始
- 現場代理人との電話打合せ
- 県民の方から要望を聞き取り
- 舗装補修現場確認
- 路面切削後の出来形を検測
ひび割れ状況を確認
- 路面切削後の出来形を検測
- 要望箇所の状況確認
- 県民の方から寄せられた要望の 状況を確認し、対応を検討
- 要望の対応方針・工法を施工 業者と打合せ、書類とりまとめ
- 工事発注設計書の作成
- 子どもを保育園へお迎え
- 帰宅
重要施策
災害復旧関係事業
平成29年7月22日から24日の梅雨前線豪雨により、県南部を中心に多数の家屋浸水被害や、道路が冠水したことによる通行止め等、甚大な被害が発生しました。
特に被害の大きかった大仙市を流れる淀川、土買川、楢岡川や横手市を流れる上溝川において、事業期間5年、延長約11km、総事業費243億円の災害復旧関係事業(4河川合計)により河川の整備が行われました。改良復旧事業として整備し、再度災害防止のほか、環境に配慮した川づくりが行われました。
秋田中央道路
秋田駅東西間を結ぶ手形陸橋と明田地下道は、慢性的な交通渋滞により流通が滞るなど、経済損失が深刻な状況にありました。
延長2.5km、総事業費663億円、調査期間も含め約10年の大事業により新たな自動車専用道が完成したことで、周辺道路の渋滞が緩和され、環境保全や経済活動の活性化に貢献しています。
土木職員のやりがい
事業の全体調整をするプロジェクトマネージャー!
土木事業は、調査・測量、設計、工事の各専門企業等と調整を図りながら、リレー方式により完成させます。
土木職員は、予算に過不足が生じないよう調整を行うとともに、建設事業の計画から完成後の維持管理まで全体の調整を図るプロジェクト・マネージャーとしての役割を担います。
「計画」は行政職員の腕の見せどころ!
土木職員は、公共事業の計画策定に関する業務を行います。例えば、まちづくりをする時には、住民説明会を開いて聴取した意見や事業予定地の地形・地質条件を考え、関係する法律などに基づいて利害関係者の調整を図りながら、事業に必要な工程を整理し、事業全体を円滑に進めるための「年次計画」としてまとめます。
地域の「安全・安心」を守る
県民の生命や財産を守り、県民が安全に安心して暮らせるよう、自然災害を未然に防止する道路や堤防といった公共土木施設の整備を進めています。それでも、想定を超える自然災害の発生などで公共施設が損壊した場合は「災害復旧事業」を行います。
地域の「安全・安心」を守るこのとき、土木職員は現地の状況を正確に把握するとともに、設計や応急復旧工事の総合調整を行うことで、早急な復旧に努めます。
多様な専門知識の習得ができる!
施策や事業を円滑に推進するため、土木職員は様々な専門知識や技術力を身につける必要があります。そのため建設部では土木職員を対象とした各種研修を毎年開催しています。
研修には、県が開催するコンクリートやアスファルトの品質管理等に関する専門研修のほか、実務を通じた職場研修(OJT)や国土交通大学校など他の機関が実施する研修への派遣研修もあります。
研修により、多様な業務への適応力や迅速・的確な処理能力を持つ人材の育成を図っています。
将来の職業を考えているみなさんへ
将来の職業についてお考えの皆さん、秋田県の土木職員として一緒に働きませんか?
元気な秋田をつくるために共に汗を流してくれる仲間を心からお待ちしています!
若手職員インタビュー
建設部 秋田港湾事務所 技師 藤原 一馬(2017年度採用)
2021年度~ | 建設部 秋田港湾事務所 工務班 |
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2018年度~ | 平鹿地域振興局建設部 保全・環境課 上溝川復旧班 |
2017年度 | 平鹿地域振興局建設部 保全・環境課 河川保全班 |
08:20 | 出勤 |
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08:30 | スケジュール確認、メールチェック |
09:00 | 工事関係者との打ち合わせ |
10:30 | 工事の立会確認 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 調査物・本庁とのやりとり |
14:30 | 工事発注書類の作成 |
16:00 | 地元要望への対応 |
17:15 | 退庁 |
Q 現在どんな仕事を担当していますか?
秋田港内を安全に利用できるよう、水深の維持工事や舗装工事、点検業務などの発注・監督業務のほか、関係機関との調整、予算要求などを担当しています。港湾の仕事は自然の恐ろしさと隣合せですが、それ以上に海や空の美しさを感じることが多く、港湾ならではの魅力があると思います。
Q 秋田県庁を選んだ理由は?
人口減少や高齢化が進む中、愛着のある地元秋田の発展を支えたいと思ったからです。大学で専攻した土木の知識を活かし、県民を支えるインフラの維持に携わりたいと思いました。
Q 仕事でやりがいを感じることは?
工事に伴って交通規制・利用制限しているときや、傷んだ道路の舗装補修が完了して綺麗になったときなど、自分が携わった仕事が県民の生活に直接影響していることを実感し、身が引き締まります。
Q 休日や退庁後の過ごし方は?
仕事終わりは妻と晩ご飯を作ってお酒を飲んだり、ゆっくりお風呂に入ったりしています。休日はおいしいごはん屋さんに行くことが多いです。また年に数回、新潟県にある義実家へ行くのが楽しみです。
県職員を目指している方へメッセージ
様々な業務に携わる中で、土木職員になるまでは気付かなかったインフラ整備の難しさ、面白さを見つけることができました。県民が快適に暮らせる未来、またそれに貢献できるインフラ整備を目指して、「地図に残る仕事」を一緒にやってみましょう!
秋田地域振興局建設部 保全・環境課 道路保全班 技師 油座 絵梨(2014年度採用)
2019年度~ | 秋田地域振興局建設部 保全・環境課 道路保全班 |
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2017年度~ | 仙北地域振興局建設部 保全・環境課 道路保全班 |
2015年度~ | 仙北地域振興局建設部 工務課 工務第一班 |
2014年度~ | 仙北地域振興局建設部 工務課 工務第二班 |
07:20 | 出勤(子育て中のため早出遅出勤務を利用) |
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07:30 | メールチェック、現場の工程確認 |
08:30 | 発注設計書作成 |
10:00 | 工事の段階確認 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 要望箇所、調査結果のとりまとめ |
15:30 | 予算要望資料作成 |
16:15 | 退庁 |
Q 現在どんな仕事を担当していますか?
道路の補修工事の設計・工事監督など、維持管理業務を担当しており、現場で工事の進ちょく状況を確認しながら業務を行っています。
Q 仕事でやりがいを感じることは?
道路の補修工事が完了した際に、地元の方からの「ありがとう」という言葉を、電話やハガキでいただくと励みになります。
Q 入庁前のイメージと違ったことは?
スーツを着て静かな室内で業務を行うイメージを持っていましたが、実際は作業服で現場に出ることが多く、事務所内もにぎやかで驚きました。
Q 休日や退庁後の過ごし方は?
業務終了後は、小さい子どもとドタバタ過ごす毎日です。コロナ禍前は、家族との海外旅行をモチベーションに仕事をがんばっていました。
県職員を目指している方へメッセージ
土木職は、道路、河川、ダムなど、たくさんの大きな事業に携わることができる魅力的な仕事です。一緒に秋田の未来を作っていきましょう!