実務紹介

畜産職の主な配属先

  1. 本庁 畜産振興課(秋田市)
    主な業務内容:畜産振興に向けた施策や事業の企画立案 など
  2. 畜産試験場(大仙市)
    主な業務内容:新技術の開発や種畜の改良増殖 など
  3. 地域振興局(県内8か所)・家畜保健衛生所(県内3か所)
    主な業務内容:生産者への新技術の普及や畜産振興事業の実施 など

畜産職の主な業務内容

  • 畜産職の職員は、秋田県の基幹産業である農業のうち、肉用牛、酪農、養豚、養鶏といった「畜産」の振興を図る施策の企画立案や生産技術の指導、生産現場で活用できる技術の試験研究などを担います。
  • 秋田県の畜産振興に向けて、畜産業の生産基盤の強化に向けた支援、 県産畜産物の販路拡大に向けた支援に取り組んでいます。

 配属先での具体的な業務

畜産試験場

  1. 所在地:大仙市神宮寺字海草沼谷地13-3
  2. 組織体制と主な担当業務
    1. 務企画室
      • 畜産試験場全体の試験研究の調整
    2. 飼料・家畜研究部
      • 種雄牛(肉用牛)造成と精液や受精卵の生産及び提供
      • 肉用牛及び乳用牛の生産性向上等のための研究
      • 飼料作物の生産性向上等のための研究
    3. 比内地鶏研究部
      • 比内地鶏の種鶏の改良と生産及び提供
      • 比内地鶏の生産性向上等のための研究

 

地域振興局・家畜保健衛生所

  1. 所在地
    1. 鹿角地域振興局(鹿角市)
    2. 北秋田地域振興局(北秋田市)
    3. 山本地域振興局(能代市)
    4. 秋田地域振興局(秋田市)
    5. 由利地域振興局(由利本荘市)
    6. 仙北地域振興局(大仙市)
    7. 平鹿地域振興局(横手市)
    8. 雄勝地域振興局(湯沢市)
    9. 北部家畜保健衛生所(北秋田市)
    10. 中央家畜保健衛生所(秋田市)
    11. 南部家畜保健衛生所(大仙市)
  2. 組織体制・主な担当業務
    1. 各地域振興局農林部農業振興普及課
    2. 各家畜保健衛生所
      • 畜産生産技術の普及や高度化に向けた現地指導
      • 畜産経営体の施設整備事業等の推進と要望や実績の取りまとめ
      • 秋田牛の生産者登録制度や比内地鶏の認証制度に係る生産農場の現地確認及び指導
      • 畜産経営体の経営改善に向けた経営指導

重要施策

本県の農林水産業及び農山漁村の振興に関する基本計画として、「新ふるさと秋田農林水産ビジョン」を策定し(推進期間 R4~R7)、畜産分野では以下の内容に重点的に取り組んでいます。

1 大規模畜産団地の全県展開

  1. 大規模畜産団地による収益性の向上と生産力の強化
  2. 繁殖から肥育まで秋田牛ブランドを支える生産基盤の強化
  3. 生産性向上による酪農の収益力強化
  4. 特色ある畜産物を核とした地域の活性化 

2 秋田牛や比内地鶏など秋田ブランドによる畜産振興

  1. 国内外における秋田牛の認知度向上
  2. 全国和牛能力共進会に向けた取組の強化
  3. 比内地鶏の品質の高位平準化や販売促進活動の支援

将来の職業を考えている皆さんへのメッセージ

秋田県を代表する特産品であり、観光資源にもなっている秋田牛や比内地鶏などの畜産物は、県内外から大きな注目を集めています!
こうした畜産物の生産や販路の拡大に、生産や流通・販売サイドなどの幅広い分野と連携して取り組む畜産職は、とてもやりがいのある魅力的な仕事です!
様々な側面から畜産振興に取り組んでいる農林水産部の畜産職へのあなたの仲間入りをお待ちしています!

若手職員インタビュー

北秋田地域振興局農林部 農業振興普及課 産地・普及班 技師 小松 莉奈(2021年度採用)

小松 莉奈の写真

経歴(採用3年目)
2022年度~ 北秋田地域振興局農林部 農業振興普及課 産地・普及班
2021年度~ 農林水産部 畜産振興課 調整・畜政・経済班
2020年度~ 農業経済課 調整・六次産業化班
ある日のスケジュール
08:20 出勤
08:30 朝コミ、スケジュール確認
08:45 新聞(農林水産関係記事)、メール等の確認
09:15 秋田県比内地鶏ブランド認証制度に係る現地調査
12:00 昼休み
13:00 暑熱被害調査
15:00 事業者と販促資材作成の打ち合わせ
16:00 補助事業に係る資料作成作業
17:15 退庁

Q 現在どんな仕事を担当していますか?

比内地鶏や飼料作物などの生育調査や飼育管理指導のほか、補助事業等の事務、畜産農家の販売活動への支援など、畜産に関わる業務を担当しています。

Q 秋田県庁を選んだ理由は?

「自分の農場を中心に地域振興をしたい」というインターンシップ先の若手酪農家の思いに感銘を受け、生産者を生産~販売まで全方向から支えたいと思い、様々な業務ができる秋田県庁に決めました。

Q 仕事でやりがいを感じることは?

生産者の方や事業者の方と直接話す機会が多いため、現場のリアルな実情を知ることができます。関係する方々の協力を得ながら、畜産農家と一緒に問題解決に取り組む活動をしていくことに、とてもやりがいを感じています。

Q 入庁前のイメージと違ったことは?

デスクワークが中心の仕事と思っていましたが、部署によっては現地に赴いての現場業務や、展示商談会等での販売促進活動をしていることを知り、業務の多様さに驚きました。

県職員を目指している方へメッセージ

多種多様な部署で、地域の活性化に努めながら、豊富な経験が積めます。自身の仕事が県振興の一部分になっていることを誇りに感じています。皆さんと一緒に働けることを心待ちにしています。

農林水産部 畜産試験場 飼料・家畜研究部 技師 高橋 ひろの(2020年度採用)

高橋 ひろのの写真

経歴(採用3年目)
2021年度~ 農林水産部 畜産試験場 飼料・家畜研究部
2020年度~ 農林水産部 畜産振興課 調整・畜政・経済班
ある日のスケジュール
08:20 出勤
08:30 メール・回覧文書チェック・採卵の事前準備
09:00 採卵作業
10:30 受精卵の検査・受精卵凍結作業
11:30 精液凍結の準備
12:00 昼休み
13:00 試験データまとめ
14:00 精液凍結作業
16:00 人工授精作業
17:00 事務作業
17:15 退庁

Q 現在どんな仕事を担当していますか?

肉用牛に関する試験研究のほか、子牛・繁殖牛・肥育牛の管理、採精、精液凍結処理、採卵、受精卵凍結処理などを担当しています。

Q 秋田県庁を選んだ理由は?

大学で学んだ知識を生かし、畜産を通じて秋田県を発展させたいことに加え、家族がいる秋田県で仕事がしたいと考えていたからです。

Q 仕事でやりがいを感じることは?

畜産試験場の研究技術、牛人工授精用精液や受精卵などの生産物が農家の方々に利用されていることにやりがいを感じます。

Q 休日や退庁後の過ごし方は?

一人の時は、読書や運動、温泉巡りをしています。友達とは、色々な話をしながらドライブを楽しんでいます。

県職員を目指している方へメッセージ

県民のために幅広く活動することができ、やりがいをたくさん感じることができます。また、優しく・面白く、豊富な知識をもった先輩たちに、大変な仕事も相談しながら乗り越えていけます!

動画

秋田県職員のお仕事紹介!〈畜産職編〉(YouTube)