若手職員インタビュー・実務紹介(食品衛生)
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実務紹介
食品衛生職の配属先について
食品衛生職は、食品の安全・安心を確保するため、食品の安全性に関する危機管理対策のほか、立入検査・指導、許認可事務、食品の安全性に関する検査や研究などに従事します。
主な配属先としては、県庁では生活衛生課、地方機関では県内8つの地域振興局福祉環境部(保健所)、健康環境センターなどです。
食品衛生職の主な業務内容
知事部局の業務内容は、各種施策の企画・立案と実施、国・市町村との連絡調整、予算・経理・庶務などの内部的な業務から、生活保護のケースワーカー、県税の課税・徴収、公共用地の取得などの対外的な業務、許認可事務などの指導・審査・監督的業務まで、非常に多岐にわたります。
食品衛生監視 業務の実務
食品衛生監視業務は、飲食店などの営業施設における適切な衛生管理体制づくりを促進するとともに、県民を食中毒などの食品が原因の健康被害から守る仕事です。
食品衛生の職員は、食品衛生監視員として、食品衛生法に基づく監視指導や食品の検査などを行い、県内に流通する食品の安全・安心の確保に努めています。
また、県民に食中毒などから身を守る意識や食品に関する正しい知識を身につけてもらえるよう、普及啓発にも取り組んでいます。
生活(環境)衛生 業務の実務
生活(環境)衛生業務は、県内にある様々な生活衛生関係営業施設の衛生的な環境を確保し、県民の健康で快適な暮らしを支える仕事です。
施設に対する監視指導や許可等事務のほか、生活衛生に関する知識の普及啓発のための講習会などを行っています。
また、温泉施設(公衆浴場)のレジオネラ属菌等の行政検査を実施するなど、衛生的で安全かどうかの調査、監視を行っています。
試験検査・研究 業務の実務
試験検査・研究業務は、県内にある様々な食品や生活衛生営業施設の衛生を検査で確認し、県民の衛生的な暮らしを支える仕事です。
各保健所等から搬入される食品や公衆浴場の浴槽水などについて、細菌・ウイルス・残留農薬・残留動物用医薬品・食品添加物・放射性物質など様々な検査を行っています。
また、食中毒発生時の原因究明の検査や、その体制整備のための研究を行っています。
動物愛護管理業務の実務
県民に動物の愛護や生命を尊重する意識を広めるために、犬のしつけ方教室や命の教室、動物の飼い方に関する個別相談を実施しています。また、飼い主の不明な負傷動物について収容・治療を行ったり、やむを得ない場合に限り飼い主の方から犬・猫を引き取るとともに、最後まで責任を持って適正に飼うことができる希望者を対象に、犬・猫等を譲渡しています。
保健所において、犬の捕獲を食品衛生担当が行っていた歴史的背景があり、食品衛生職の業務に動物愛護が入っています。
将来の職業を考えている皆さんへのメッセージ
- 食品衛生職の魅力
- 食品の安全・安心や生活(環境)衛生は、食品衛生の知見・分析結果を無くして成り立ちません!
- 県内各地の四季折々の美しく豊かな自然に加え、人々の温かさや優しさに直接触れあいながら仕事ができます!
- 食品衛生職のやりがい
- 自らの業務が、秋田の食の安全・安心に直結していることを、毎日実感できます!
- 事業者からの相談や住民の方々からの要望などに専門的知見から応え、それらが解決した時には、県職員としての大きな喜びと達成感が得られます!
将来の職業についてお考えの皆さん、食品衛生職の職員として私たちと一緒に働きませんか?
美味しくて安全な秋田の食を将来に継承するために、共に楽しみながら働いてくれる仲間を心からお待ちしています!
若手職員インタビュー
生活環境部 健康環境センター 保健衛生部 細菌班 技師 関谷 優晟(2021年度採用)
2023年度~ | 生活環境部 健康環境センター 保健衛生部 細菌班 |
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2021年度~ | 平鹿地域振興局福祉環境部 環境指導課 環境・食品衛生班 |
08:20 | 出勤 |
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08:30 | 朝コミ、スケジュール確認 |
09:00 | 午後の検査で使用する培地等の準備 |
10:00 | 医療機関から送付された菌株(腸管出血性大腸菌 疑い)の検査 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 収去食品(漬物)の細菌検査 |
16:00 | システムへの検査データ入力 |
17:30 | 退庁 |
Q 現在どんな仕事を担当していますか?
県内に流通している食品、公衆浴場水、事業場排水等の細菌検査のほか、医療機関から送付される菌株等の検査を実施しています。また、細菌性の食中毒や感染症が発生した際には、原因究明のために検査を行っています。
Q 仕事でやりがいを感じることは?
地元の秋田で働きたいと考えていたこと、大学で学んだ食品衛生や微生物に関する知識を生かし、県民の健康や食の安全を守る仕事がしたいと思ったことが主な理由です。
Q 入庁前のイメージと違ったことは?
細菌検査の結果は保健所での衛生指導の根拠となり、基準に適合していない場合は事業者に対して処分が下される可能性があります。責任が重い業務ですが、その分やりがいを感じています。
Q 休日や退庁後の過ごし方は?
休日はラーメン屋を巡ったりサウナに入ってリフレッシュしたりし ています。車での移動中にラジオを聴くことも好きです。平日の仕事終わりはテレビ鑑賞や読書をして過ごしています。
県職員を目指している方へメッセージ
食品衛生職は、様々な配属先があり、県民の生活に直結する幅広い業務を経験できます。ぜひ就職先の選択肢の一つに加えて頂ければ幸いです。
平鹿地域振興局福祉環境部 環境指導課 環境・食品衛生班 技師 寺田 七海(2020年度採用)
2022年度~ | 平鹿地域振興局福祉環境部 環境指導課 環境・食品衛生班 |
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2020年度~ | 生活環境部 生活衛生課 食品安全・動物愛護班 |
08:20 | 出勤 |
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08:30 | 当日の業務確認・情報共有 |
09:00 | 相談対応 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 施設監視・立入調査 |
15:00 | 1日のまとめ |
17:30 | 退庁 |
Q 現在どんな仕事を担当していますか?
飲食店や旅館などの営業許可事務や監視指導、動物愛護や適正飼養の普及啓発など、幅広い業務を担当しています。デスクワークはもちろん現場調査も行っています。
Q 仕事でやりがいを感じることは?
地元の秋田県が大好きなこと、大学で学んだ知識を秋田県のために活かせると考え、県庁を選びました。
Q 入庁前のイメージと違ったことは?
事業者の方のお役に立てること、食品を口にする県民の方の健康を守る仕事だということに誇りをもっています。
Q 休日や退庁後の過ごし方は?
休日は、一緒に住んでいる猫と遊んだり、友人とキャンプに出かけたりしています。
県職員を目指している方へメッセージ
専門知識を活かすことができ、長く働ける職場環境だと思います。ぜひ一緒に働きましょう!