キャッシュレス決済~自分の管理及ぶ範囲で~
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デジタル社会の進展に伴い、これまで人を介して提供されたサービスの多くがコンピューター処理されるようになった結果、必然的に支払いも人手を介す現金からキャッシュレス決済に移行しています。
キャッシュレス決済は、大きく分けて▽プリペイド方式▽後払い方式▽即時払い方式の3種類。これらのうち、最も歴史のあるキャッシュレス決済は、クレジットカードではないでしょうか。これは後払い方式と即時払い方式に分類されます。特に即時払いのクレジットカードはデビットカードと呼ばれています。
人にカードを貸さないこと、人のカードを使わないことはもちろんですが、利用状況をネット等で定期的に確認するなど、自らのカードをしっかりと管理することが大切です。覚えのない利用があったらすぐにカード会社に連絡しましょう。クレジットカードの場合、延滞、不払いなどの情報は「個人信用機関」に記録されますので、自分が支払える金額を超えて利用しないということは、当たり前ですがとても大事です。
また、プリペイド方式に分類される電子マネーは、若者にとっては当然のキャッシュレス決済であり、高齢の方々にも急速に浸透しています。電子マネーの決済方法は、QRコード等の読み取りによるコード決済(PayPayなど)、店舗の決済端末にスマートフォンや電子マネーカードをかざして支払うタッチ決済(Apple Pay、Google Payなど)、プリペイド・ギフトカード(アマゾンギフトなど)等々多種多様です。
注意するポイントは、その時々で使う分だけチャージ(購入)することです。必要がなくなったチャージ残高は、交通乗車券を兼ねる電子マネー(Suicaなど)を除き、返金されない仕組みになっているからです。また、詐欺被害に遭わないためにも、特にプリペイド・ギフトカードの購入を人に頼む、頼まれて購入することはしないよう習慣づけましょう。
情報通信技術のさらなる進展により、消費生活は今後ますますキャッシュレスが当たり前の世の中になることでしょう。そのためにも私たちは、▽後払い方式が良いのか、即時払いが良いのかを吟味し、自分に合ったサービスを選択する▽利用するサービスを極力広げず、自分の管理が及ぶ範囲に制限する▽使わないクレジットカード等は解約する、といった点に留意しながら、賢くキャッシュレス決済サービスを使いこなしましょう。
消費に関してお悩みの場合は▽県生活センター☎018・835・0999 ▽消費者ホットライン☎188(いやや)にご相談ください。
「オンラインでの対面相談」も実施しています。ぜひご活用ください。