県内は本格的な雪のシーズンを迎え、日々の除排雪作業に歩行型除雪機を活用するご家庭も増えると思います。歩行型除雪機は、大きな力が不要で手早く除排雪を行うことができるため、特に高齢者世帯で重宝されているのではないでしょうか。

 一方で、歩行型除雪機の重大な死傷事故の発生事例が毎年一定数報告されています。その主な要因は▼除雪機の下敷きになった▼詰まった雪を直接手で取り除こうとした▼屋内など換気の悪い場所でエンジンを掛けたままにした-などとなっています。
 
 歩行型除雪機メーカー等でつくる「除雪機安全協議会」は、使用する際に気をつけるポイントとして、▼絶対に安全機能を無効化しない▼エンジンを掛けたまま離れない▼人が近くにいる時は使用しない▼障害物に衝突しないよう注意する▼雪詰まりを取り除く際は雪かき棒を使用する-と訴えています。ぜひ守ってください。
 
 また、同協議会では、除雪機による事故を防止するため、独自の安全規格を制定しています。これに適合した除雪機には安全認証マークが貼付されていますので、これから歩行型除雪機の購入を検討される方は参考にしてください。
 
 大雪の際に強い味方となってくれる歩行型除雪機ですが、誤った使い方は、命の危険に直結することにもなります。正しい使い方で事故なく安全な作業を心がけてください。
 
 製品安全や消費に関してお悩みの場合は▽県生活センター☎018・835・0999 ▽消費者ホットライン☎188(いやや)にご相談ください。
 「オンラインでの対面相談」も実施しています。ぜひご活用ください。