株式会社日沼工務店(秋田市/注文住宅建築設計施工工事)

step01 第1回専門家派遣

2024年11月、本講座の担当専門家である平松しのぶ氏(株式会社モザイクワーク)が株式会社日沼工務店を訪問し、採用力拡大にかかる課題整理と採用戦略の策定支援を行いました。

【課題】

株式会社日沼工務店は創業60年の地域密着型の工務店です。「家づくりは人づくり」を理念に人を育て、高性能住宅で東北地域の活性化を目指しています。従業員の採用に苦戦している状況下で、過去の採用の振り返りを行っておらず、最新の市場とのギャップを感じていました。

【支援・取組内容】

  1. 過去の採用の振り返りを実施。使用している求人媒体や求人内容、求人票の記載方法などを精査し、改善点を提案した。
  2. 新卒採用については内定者フォローが未実施であったため、社員との交流を深める場として座談会を企画することなどを提案した。
  3. 中途採用についてはダイレクトリクルーティングサービスの活用によるスカウト型の採用活動を推奨し、応募者候補数や具体的な操作方法を共有した。特に、キャリピタAKITAにおいては、スカウト機能が未活用であったため、自社の魅力と求める人材像を明確に示すスカウト文を作成することとした。

【今後の取り組み】

  • スカウト文の作成。
  • 内定者フォローの実施。
  • 採用計画の策定と採用媒体の決定。

 

 

step02 第2回専門家派遣

2024年12月、本講座の担当専門家である平松しのぶ氏(株式会社モザイクワーク)が株式会社日沼工務店の採用力拡大にかかる課題の整理と採用戦略の策定支援(2回目・オンライン)を行いました。

【支援・取組内容】

  1. 作成した採用計画のディスカッション
    若年層の採用は顧客層の若返りや代替わりとなりボトムアップ的な提案が求められている背景から不可欠であると再確認。新卒採用も積極的に推進し、座談会や懇親会などの内定者フォローを通じて参加学生にアンケートを実施し、次年度以降のインターンシップ設計に役立てることを勧めた。
  2. 採用媒体の拡充と効果検証
    キャリピタAKITAのスカウト機能をはじめ、他媒体やTalentclipなどの利用による求人情報の露出を開始。効果を検証しながら求人票の改善やメッセージの打ち出し方についての検討を行う。
  3. 採用したい人物像の定義づけ
    採用したい人物像として「協調性」を最優先に、「人と話すことが億劫ではない」「向上心がある」「努力家」などの要件を抽出。部署間の連携を円滑に進めながら、その中で「自分がやりたいことを発言できる方」と特徴定義を行った。

【今後の取り組み】

  • インターンシップの設計。
  • 採用状況の確認とフォロー。

 

 

step03 第3回専門家派遣

2025年1月、本講座の担当専門家である平松しのぶ氏(株式会社モザイクワーク)が株式会社日沼工務店を訪問し、同社の採用力拡大にかかる課題の整理と採用戦略の策定支援(3回目)を行いました。
 
【支援・取組内容】
  1. 採用状況の確認とフォロー
    導入した求人サイトから応募はあったものの採用には至らなかった。スカウトなどのアプローチは、ターゲット層(20代、30代、経験者など)に合わせて細かく分けることが効果的であり、他社のスカウト文を参考に差別化を図ることや企業HPのリンクを設けて応募者が詳細な情報を簡単に確認できるようにすることなどを提案した。
  2. 求職者への訴求ポイントの整理
    現在働いている社員が長く続けている理由として、異動や転勤がないこと、仕事の幅が広いことなどがあげられた。社員へのインタビューやアンケートなどを通じて、改善点や実際の声を集め、求職者への訴求ポイントを具体的にすることを提案した。
【本事業を通じて得られた成果と今後の取り組み】
  • 中途採用で求める人物像を整理し、特に「協調性」や「自分の意見を発言できること」が重要であることを明確化した。これを基に面接時の質問項目や評価ポイントを整理し、ミスマッチによる早期離職の減少や定着率の向上を目指す。
  • キャリピタAKITAのスカウト機能をはじめ、他媒体やTalentclipなどの利用による求人情報の露出を開始。スカウト文の見直しや他社分析による自社ページの改善を実施し、応募者のミスマッチを減少させ、採用につなげる。