光化学オキシダントとは

   工場から排出される煙や、自動車の排気ガスに含まれている窒素酸化物や炭化水素などが、太陽の強い紫外線を受けると、光化学反応を起こし、オゾンを主成分とした光化学オキシダントという有害な物質に変化します。春から夏にかけて、気温が高く、風が弱いといった気象条件のときに発生しやすくなります。濃度が高くなると、目がチカチカしたり、息苦しくなるなどの症状が出ることがあります。

 光化学オキシダント注意報・警報について

    県内では7カ所で、オキシダント濃度を測定しており、次の発令基準に応じて「注意報」「警報」を発令し、県民に注意を呼びかけることとしています。発令した場合は、市町村、報道機関、関係機関に通知するほか、秋田県大気環境情報(外部サイト)を通じて速やかに県民の皆様へお知らせしていきます。

 

光化学オキシダント注意報等発令基準
発令区分 発 令 基 準
注意報 オキシダント濃度が、0.12ppm以上となり、かつ、気象条件からみて汚染状態が継続すると認められる場合
警報 オキシダント濃度が、0.4ppm以上となり、かつ、気象条件からみて汚染状態が継続すると認められる場合

  

 光化学オキシダント注意報・警報が発令されたら

 次のことに注意してください。

  • 屋外での運動や作業を避け、速やかに屋内に入るようにする。
  • なるべく屋外に出ないようにし、屋内では窓を閉めるなど、できるだけ外気が入らないようにする。
  • 目やのどに、かゆみや痛みを感じたら、洗顔やうがいをする。
  • 症状がひどい、改善しない場合には、医師の診察を受け、最寄りの保健所(地域振興局福祉環境部)、市役所、町村役場の環境担当課に被害状況を連絡してください。
  • 自動車を使用する場合は、エコドライブを心がける。

 県内の測定状況について

 県内の大気環境の状況をリアルタイムで公表しており、オキシダントを含む測定結果は、秋田県大気環境情報(外部サイト)から確認できます。

 全国の状況は、環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」(外部サイト)で確認できます。

    関連リンク

 参考資料

県内の大気環境の状況をリアルタイムで公表しており、測定結果は、こちらから確認できます。