野鳥における鳥インフルエンザについて
2023年03月22日 | コンテンツ番号 4819
野鳥における高病原性鳥インフルエンザ情報
秋田県では、高病原性鳥インフルエンザの早期発見を目的とし、野鳥の死亡及び異常等を監視する死亡野鳥等調査を実施しています。
調査の実施に当たっては、環境省のマニュアルに従い作成した「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」が示す対応レベルと、死亡野鳥の種類・羽数の関係等から総合的に調査の必要性の有無を判断しています。
現在の鳥インフルエンザ対応レベル
レベル3(国内複数箇所発生時) 令和4年10月7日~現在まで
発生状況に応じた対応レベル
- 対応レベル1 通常時
- 対応レベル2 国内単一箇所発生時(発生地周辺を環境省が野鳥監視重点区域に指定)
- 対応レベル3 国内複数箇所発生時(発生地周辺を環境省が野鳥監視重点区域に指定)
対応レベルに応じた死亡野鳥等調査の実施
数日間(おおむね3日間程度)のうちに、同一場所(見渡せる範囲程度)で発見された死亡、もしくは衰弱している野鳥の合計羽数が表の数以上となった場合に、当該野鳥を回収し、ウイルスの保有状況について検査を実施します。
なお、対応レベルに基づき検査の必要性の有無を判断していますので、全ての死亡野鳥を回収・検査しているわけではありません。
また、外傷や衝突によるものと判断される場合や、腐敗・損傷が激しい場合は死亡野鳥等調査の対象となりづいません。この場合、死亡野鳥は一般廃棄物扱いとなりますので、発見された方は、市町村の廃棄物担当部署へ処分方法をお問い合わせいただくか、土地・施設の管理者へ廃棄を依頼するようお願いいたします。
対応レベル | 検査優先種1 | 検査優先種2 | 検査優先種3 | その他の種 |
---|---|---|---|---|
対応レベル1 | 3羽以上 | 3羽以上 | 10羽以上 | 10羽以上 |
対応レベル2 | 2羽以上 | 2羽以上 | 10羽以上 | 10羽以上 |
対応レベル3 | 1羽以上 | 1羽以上 | 3羽以上 | 5羽以上 |
野鳥監視重点区域 | 1羽以上 | 1羽以上 | 3羽以上 | 3羽以上 |
検査優先種1:ガン類、ハクチョウ類、オシドリ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ノスリ等
検査優先種2:マガモ、オナガガモ、オジロワシ、オオワシ、フクロウ等
検査優先種3:カルガモ、コガモ、カワウ、アオサギ、ウミネコ、トビ等
その他の種:上記以外
県民の皆様へのお願い
鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除き、通常では人に感染しないと考えられていますので、過度に心配する必要はありません。
ただし、野生動物は様々な病原体等を保有している場合がありますので、野鳥との接し方については次の点に注意くださるようお願いします。
- 野生の鳥は、体内や羽毛などに細菌や寄生虫などの病原体があることがあります。
- 野生の鳥は、餌が採れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられず死んでしまうこともあります。
- 野鳥が死んでいても、鳥インフルエンザを直ちに疑う必要はありません。
- 死亡した野鳥は素手で触らないで下さい。
- 同じ場所でたくさんの野鳥が死亡していたら、お近くの地域振興局農林部森づくり推進課や県自然保護課、もしくは市町村役場にご連絡下さい。
- 野鳥と人との接触を防ぐため、野鳥への餌付けは自粛してください。
令和4-5年度シーズンの秋田県での野鳥における鳥インフルエンザ情報
鳥インフルエンザ検査結果一覧
No. | 収容日 | 発見場所 | 種類 | 羽数 | 簡易検査結果 | 遺伝子検査結果 | 病原性検査結果 | 野鳥監視重点監視区域 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11月13日 | 大館市 | オオハクチョウ | 1 |
11月13日 |
11月17日 |
11月18日 |
指定:11月17日 |
2 | 12月5日 | 八郎潟町 | ハヤブサ | 1 |
2月3日 |
2月3日 |
2月8日 |
指定:2月3日 |
3 | 3月15日 | 大仙市 | ハシブトガラス | 1 |
3月15日 |
3月20日 |
3月20日 |
指定:3月15日 |
4 | 3月16日 | 大仙市 | ハシブトガラス | 2 |
3月16日 |
(検査中) |
(検査中) |
指定:3月16日 |
5 | 3月20日 | 大仙市 | ハシブトガラス | 2 |
3月20日 |
(検査中) |
(検査中) |
指定:3月20日 |
6 | 3月16日 | 横手市 | ハシブトガラス | 1 |
3月16日 |
3月20日 |
(検査中) |
指定:3月20日 解除:4月17日(予定) |
- 渡り鳥が飛来してくる10月頃からシーズン開始としています
- 簡易検査もしくは遺伝子検査が陽性のみの事例を掲載しています
報道発表資料
- R5.3.22死亡野鳥の鳥インフルエンザウイルス遺伝子検査の結果について [133KB]
- R5.3.20死亡野鳥の鳥インフルエンザウイルス簡易検査の結果について [131KB]
- R5.3.17死亡野鳥の鳥インフルエンザウイルス簡易検査の結果について [133KB]
- R5.3.15死亡野鳥の鳥インフルエンザウイルス簡易検査の結果について [130KB]
- R5.2.8野鳥における高病原性鳥インフルエンザの確認について(八郎潟町(国内181例目)) [143KB]
- R4.12.12野鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生(野鳥国内34例目)にかかる野鳥監視重点区域の解除について [138KB]
- R4.11.18野鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生状況について(陽性確定) [137KB]
- R4.11.17野鳥における高病原性鳥インフルエンザ発生状況について(疑い事例、大館市) [135KB]
今シーズンにおける簡易検査実施状況(令和4年9月以降)
- 11月 5件(陰性5件、うち1件が遺伝子検査で陽性)
- 1月 2件(陰性2件)
- 2月 2件(陰性2件)
- 3月 8件(陰性3件、陽性5件)
関連情報リンク
・環境省【鳥インフルエンザ情報】
・農林水産省【鳥インフルエンザに関する情報】