野鳥における高病原性鳥インフルエンザ情報

 秋田県では、高病原性鳥インフルエンザの早期発見を目的とし、野鳥の死亡及び異常等を監視する死亡野鳥等調査を実施しています。
 調査の実施に当たっては、環境省のマニュアルに従い作成した「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」が示す対応レベルと、死亡野鳥の種類・羽数の関係等から総合的に調査の必要性の有無を判断しています。

現在の鳥インフルエンザ対応レベル

レベル2(国内単一箇所発生時) 令和6年10月4日~

発生状況に応じた対応レベル

  • 対応レベル1 通常時
  • 対応レベル2 国内単一箇所発生時(発生地周辺を環境省が野鳥監視重点区域に指定)
  • 対応レベル3 国内複数箇所発生時(発生地周辺を環境省が野鳥監視重点区域に指定)

対応レベルに応じた死亡野鳥等調査の実施

 数日間(おおむね3日間程度)のうちに、同一場所(見渡せる範囲程度)で発見された死亡、もしくは衰弱している野鳥の合計羽数が表の数以上となった場合に、当該野鳥を回収し、ウイルスの保有状況について検査を実施します。
 なお、対応レベルに基づき検査の必要性の有無を判断していますので、全ての死亡野鳥を回収・検査しているわけではありません。
 また、外傷や衝突によるものと判断される場合や、腐敗・損傷が激しい場合は死亡野鳥等調査の対象となりません。この場合、死亡野鳥は一般廃棄物扱いとなりますので、発見された方は、市町村の廃棄物担当部署へ処分方法をお問い合わせいただくか、土地・施設の管理者へ廃棄を依頼するようお願いいたします。

対応レベル 検査優先種1 検査優先種2 検査優先種3 その他の種
 
対応レベル1 3羽以上 3羽以上 10羽以上 10羽以上
対応レベル2 2羽以上 2羽以上 10羽以上 10羽以上
対応レベル3 1羽以上 1羽以上 3羽以上 5羽以上
野鳥監視重点区域 1羽以上 1羽以上 3羽以上 3羽以上

検査優先種1:ガン類、ハクチョウ類、オシドリ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ノスリ等
検査優先種2:マガモ、オナガガモ、オジロワシ、オオワシ、フクロウ等
検査優先種3:カルガモ、コガモ、カワウ、アオサギ、ウミネコ、トビ等
その他の種:上記以外

 

 県民の皆様へのお願い

 鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除き、通常では人に感染しないと考えられていますので、過度に心配する必要はありません。
 ただし、野生動物は様々な病原体等を保有している場合がありますので、野鳥との接し方については次の点に注意くださるようお願いします。

  • 一般的に、野鳥は細菌や寄生虫などの病原体を保有していることがありますので、死亡した野鳥を見つけても、素手で触らないでください。
  • 野鳥は病気以外の原因でも衰弱したり死亡したりすることは普通にありますので、野鳥が死んでいても、鳥インフルエンザを直ちに疑う必要はありません。
  • 同じ場所(見渡せる範囲)で死亡・衰弱している野鳥を複数見かけた場合は、必要に応じて検査等を行いますので、お近くの地域振興局農林部森づくり推進課や県自然保護課、もしくは市町村役場にご連絡ください。
  • 野鳥と人との接触を防ぐため、野鳥への餌付けは自粛してください。
  • 同じ場所でたくさんの野鳥が死亡していたら、県自然保護課(平日日中:018-860-1613、休日・夜間:018-860-1111(秋田県代表電話))、もしくは市町村役場にご連絡ください。

令和6-7年度シーズンの野鳥における鳥インフルエンザ情報(秋田県内)

鳥インフルエンザ検査結果一覧

  • 今シーズン、検査対象とする死亡野鳥は出現していません
  • 渡り鳥が飛来してくる9月頃からシーズン開始としています
  • 簡易検査実施、もしくは遺伝子検査が陽性のみの事例を掲載します

報道発表資料

※今シーズンの報道発表はまだありません。

 関連情報リンク

・環境省【鳥インフルエンザ情報】

・農林水産省【鳥インフルエンザに関する情報】

秋田県農林水産部畜産振興課