病害虫担当
2017年04月03日 | コンテンツ番号 3049
研究スタッフ
- 上席研究員:新山 徳光
- 主任研究員:藤井 直哉
- 主任研究員:髙橋 良知
- 研究員 :齋藤 隆明
- 技師 :渡辺 恭平
[ 研究概要 ]
病害、害虫は時として作物に甚大な被害を与え、作物生産の障害となります。そのため、農作物の収量と品質の低下を回避する病害虫防除は不可欠です。私たちは、生産農家が効率的・省力的で低コストの作業体系で作物を生産できると同時に、消費者に安全・安心な農作物を供給できるように、人と環境に優しい病害虫防除技術の開発を行っています。
主な研究内容
水稲病害の減農薬防除技術の確立
穂いもち防除の省略を可能とした育苗期防除を基幹とするいもち病防除体系を発展させて、農薬使用回数のさらなる削減を目指します。
斑点米カメムシ類の減農薬防除技術の確立
近年、斑点米カメムシ類の主要種となったアカスジカスミカメの発生生態に基づいた効率的な防除技術の開発を検討しています。
作物病害虫の診断と防除技術の確立
秋田県内で発生する作物の病害虫を迅速に診断し、病害虫の被害を最小限に食い止めるよう的確に対応します。また、地域特産物等マイナー作物の農薬登録の推進を含め、園芸作物病害虫の効率的防除法を確立します。
人と環境に優しい防除体系の確立
安全・安心な作物生産が行えるよう、作物中や土壌・水系における農薬動態を調査して、農薬の人と環境に優しい使用方法を防除体系に反映させます。