花き担当
2015年04月14日 | コンテンツ番号 3042
研究スタッフ
- 上席研究員:間藤 正美
- 主任研究員:横井 直人
- 主任研究員:山形 敦子
研究概要
新品種の育成については、需要に対応し、秋田県の気象条件に適した省力、低コスト、多収栽培など可能なオリジナル品種の開発を行っています。栽培技術の開発では、需要期に集中出荷するための生育、開花調節技術の開発や低コスト・品質向上型の周年安定生産技術の開発を行っています。また、日持ちの悪い品目については、需要拡大を目的に日持ち向上技術の開発を行っています。
重点目標
需要期安定生産技術の確立
転作田を利用して露地で大面積展開できるキクやリンドウについては、盆や秋彼岸の需要期に集中した出荷ができるように生育および開花調節技術の確立に取り組んでいます。
周年安定生産技術の確立
秋田県における重点振興品目であるキク、ダリア、ラナンキュラスについては、新しい作期や有利な作型の作付け体系を検討しています。また、発光ダイオードを用いた新しい技術の活用や変温管理方法による低コスト、品質向上型の栽培技術の検討に取り組んでいます。
日持ち性向上技術の確立
日持ちの悪い品目であるダリアについては、ホームユース需要の拡大や海外を視野に入れた新たな需要の開拓を行うために、切り花の鮮度保持技術の開発やNAMAHAGEダリアの品種選抜を行っています。
オリジナル品種の育成と安定生産技術
シンテッポウユリ、トルコギキョウについては、需要に対応した品種や省力的な品種を開発しながら、新品種の特性にあった栽培法の開発に取り組んでいます。県オリジナルのNAMAHAGEダリアについては、安定生産を行うため、品種の栽培特性など調査しております。
研究内容
発光ダイオード(LED)・変温管理方法を用いた新技術の活用・低コスト栽培技術の確立


(左:従来の白熱灯 右:LED赤色)
トルコギキョウの新品種


ダリアの新品種

(写真はNAMAHAGEマジック)

(電照方法の検討)