令和6年7月1日 月曜日 に仙北管内で林業のコースがある大曲農業高校の生徒を対象に、林業職場体験学習を開催しました。
 この体験学習は、林業及び木材生産活動の意義を研修し、森林・林業関係事業体への就業促進を図ることを目的に、仙北管内の林業関係者で組織する「仙北地方林友会」を中心に(公財)秋田県林業労働対策基金との共催で開催しています。
 今年は2・3年生の26人の生徒が参加してくれました。
 美郷町六郷東根にある潟尻国有林を体験学習のフィールドとしてお借りし、この現場で作業を行っている仙北東森林組合の若手の職員が講師となり、ハーベスタ、グラップル、フェラーバンチャ、フォワーダの操作体験と、チェーンソーによる玉切体験、GPSによる測量や木の樹高等を測る測樹体験を行いました。
 初めて参加する2年生は緊張した様子でしたが、昨年も参加した3年生は、要領良く高性能林業機械を操作したり、チェーンソーを扱っていました。
 高校の先生からはこの体験が一つのきっかけとなって林業関係への就職や林業大学校へ入りたいという生徒が増えたと伺いました。
 今回講師をした森林組合の職員の中には、高校時代に参加した人もおり、2010年から取り組んでいるこの体験学習は林業の担い手確保に少なからず貢献しているものと思われます。
 今回の体験学習後に取ったアンケートでは、約半数の人が『将来森林・林業に関する仕事で働きたいと思った』と回答してくれました。
 今回参加した生徒の中から将来、林業関係でバリバリ働いている人がいることを期待しています。
 なお、この体験学習の様子はあきたタウン情報の8月号及びタウン情報のwebに掲載されておりますので、そちらもご覧ください。

 あきたタウン情報『日刊Town Joho web』:大曲農業高校による林業職場体験学習レポート(外部サイトへ移動します)