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令和4年9月5日(月)、県庁において令和4年度「秋田県高齢者生きがい活動支援団体表彰」の表彰式を行いました。

県では、誰もが元気で活躍できる健康長寿・地域共生社会の実現を目指し、高齢者の生きがいや健康づくりにつながる社会参加を推進しています。本表彰制度は、高齢者が活躍する場の創出に積極的に取り組んでいる企業や団体を表彰し、高齢者の生きがいづくり及び自己実現の場の拡大を図るものです。

受賞団体の紹介

○金澤朝市実行委員会 (横手市) 


【設立年】 平成26年 
【会員数】 12名(うち65歳以上の会員12名)
【活動の特長】
 高齢者の買い物支援として、定年退職後の高齢者が中心となり、自らが栽培した野菜や果物などの販売を行う朝市活動に取り組んでいる団体です。
【表彰の理由】
 定年退職後の高齢者が中心となり、これまで培った知識や技術を生かし朝市活動を行うことが、高齢者の新たな活躍の場の創出に貢献しています。
 また、朝市の場そのものが高齢者の集いの場となっており、朝市に出店できなくても買い手として朝市活動を支えることにより、活動の継続性が見込まれます。

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○株式会社羽後自動車学校(羽後町)

【設立年】 昭和54年(平成30年から活動を開始)
【会員数】 19名(うち65歳以上の会員3名)
【活動の特長】
 自動車学校において物忘れチェックや高齢者の運転特性を学ぶ認知症カフェを開催するとともに、高齢者の実車訓練(「うごまちハッピー運転教室&Dカフェ」)を行っている団体です。
【表彰の理由】
 県内初となる自動車学校での認知症カフェの取組は先駆的であり、地域包括支援センターと連携しながら企画・実施しています。
 また、実車訓練を行うことにより高齢者が自信をもって普段から自動車を運転することができ、地域での運転継続に繋がっています。

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表彰式次第

①開式 ②表彰状授与 ③記念撮影 ④懇談 ⑤閉式

懇談の様子

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神部副知事と、各団体の設立経緯や具体的な活動内容などについて懇談していただきました。

 金澤朝市では、地元で採れた新鮮な野菜や果物が毎週土曜日の朝に販売されます。今の時期はアスパラや桃などを販売しています。また、震災ボランティアをきっかけに、石巻産の海産物の販売も行っています。
 朝市は雨天でもテントを張って開催されており、地元のJAの協力にも支えられているとのことでした。
 朝市活動は買い物支援として始めた活動ですが、単なる買い物の場の提供ということだけではなく、高齢者の集いの場となり、地域の人同士が顔を合わせることができる大切な場だと語っていました。
 
 羽後自動車学校は、近年、高齢者の運転免許の返納率が高まっていることを受け、羽後町の地域包括支援センターからの提案がきっかけでこの活動を開始されたそうです。
 自動車学校の繁忙期以外の時期(4月~6月、10月、11月)に開催され、当初3,000円だった参加費も、羽後町や交通安全協会からの助成により、現在は1,000円で受講できるようになりました。
 羽後自動車学校では高齢者講習も実施しており、「うごまちハッピー運転教室&Dカフェ」を予行練習と捉え、自信を持って高齢者講習にも望んでほしいと語っていました。

過去の受賞団体

・令和2年度
 自然観察ニカホの会、特定非営利活動法人ふじさと元気塾
 https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/57110

・令和元年度
 子育てサポートかざぐるま、田中ボランティア(きずな会) 
  https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/46845

・平成30年度
 特定非営利活動法人秋田県南NPOセンター、特定非営利活動法人福祉バンク大館 
  https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/41435

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