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令和元年11月20日(水)、県庁において令和元年度「秋田県高齢者生きがい活動支援団体表彰」の表彰式を行いました。

県では、誰もが元気で活躍できる健康長寿・地域共生社会の実現を目指し、高齢者の生きがいや健康づくりにつながる社会参加を推進しています。本表彰制度は、高齢者が活躍する場の創出に積極的に取り組んでいる企業や団体を表彰し、高齢者の生きがいづくり及び自己実現の場の拡大を図るものです。

受賞団体の紹介

○子育てサポートかざぐるま (にかほ市) 


【設立年】 平成15年 
【会員数】 25名(うち65歳以上の会員21名)
【活動の特長】
 看護師や助産師、保育士などの資格を有する方々が、現役を一旦は退いたものの、取得した資格を有効に活用し、生涯地域で活躍できる場所として、市施設で月1回の子育てサポートの活動を行っています。
【表彰の理由】
 資格を生かした女性の生涯活躍の場として定着しており、会員である高齢者の生きがいづくりにも寄与しています。
 また、子育て世代だけでなく多世代が交流できる場となっており、社会全体で子育てに関与する仕組みとしても機能しています。

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○田中ボランティア(きずな会) (横手市)

【設立年】 昭和50年
【会員数】 24名(全員が65歳以上)
【活動の特長】
 昭和50年から地域の高齢者のために入浴介助ボランティアを先駆的に開始するなど、永年にわたり地域活動を継続しています。
 近年は、市の健康づくり等の事業にも積極的に取り組んでいます。
*主に旧平鹿町浅舞地域で活動
【表彰の理由】
 その時々の地域のニーズに応じた活動を、自分たちが無理せずできることを陰で支えるという理念の下、地域の様々な団体と幅広く連携しながら継続していく体制が確立しています。
 また、健康づくり・生きがいづくりにも取組み、地域住民の健康維持にも貢献しています。

(ボランティア)
 資源ゴミの回収/県道脇の花壇整備/会の畑で収穫したイモ類のふるまい など
(地域行事の運営参画)
 あやめまつり/浅舞神社祭典/集落夏祭り、クリスマス会、芋煮会/浅舞小学校の各行事 など
(健康づくり、生きがいづくり)
 横手市「健康の駅」事業/いきいきサロン/介護予防事業(通いの場) など

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表彰式次第

①開式 ②表彰状授与 ③記念撮影 ④懇談 ⑤閉式

懇談の様子

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堀井副知事と、各団体の設立経緯や具体的な活動内容、継続の秘訣などについて懇談していただきました。また、行政だけではカバーしきれない部分を両団体に担っていただいていることに、副知事から感謝の言葉がありました。 

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 子育てサポートかざぐるまは、にかほ市がイベントを開催する際には、市から託児コーナーの設置を依頼されるなど行政からの信頼も厚く、全員が有資格者であるため、託児を依頼するお母さんたちも安心して預けてくれるそうです。
 また、市施設やイベント会場での活動のほか、双子が生まれた家庭の自宅を訪問して育児のサポートをする活動なども行っているそうです。
 核家族が増えており、近くに相談できる人がいない若い親御さんは、自分のお母さんのように相談してくれるとのことです。


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 きずな会は、横手市平鹿町浅舞の田中地区で、昭和50年から活動を続けている団体です。
 活動を継続するための秘訣は、「楽しい」とメンバーに思ってもらえるような、和やかな雰囲気づくり。一人ひとりの意見を大切にしてチームワークを良くすることで、次回の活動にも参加しようという意欲につながっている、とのことです。
 きずな会の活動の一つに県道の花壇整備がありますが、次の春にたくさんのチューリップが咲くよう、この秋には前年以上の数の球根を植えたそうです。

過去の受賞団体

 ・平成30年度
 特定非営利活動法人秋田県南NPOセンター、特定非営利活動法人福祉バンク大館 
  https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/41435

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