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平成31年3月25日(月)、県庁において平成30年度「秋田県高齢者生きがい活動支援団体表彰」の表彰式を行いました。

県では、誰もが元気で活躍できる健康長寿・地域共生社会を目指し、高齢者の交流・活躍の場を広げて生きがいや健康づくりにつながる、高齢者の社会参加を推進しています。本表彰制度は、高齢者が活躍する場の創出に積極的に取り組んでいる企業や団体を表彰し、高齢者の生きがいづくり及び自己実現の場の拡大を図るものです。

受賞団体の紹介

○特定非営利活動法人秋田県南NPOセンター 


【設立年】 平成16年 【会員数】 20名
【活動の特長】60代以上の活動員が大半を占める、「共助組織」の設立・運営を支援しており、平成24年に県内で最も早く、横手市内に6つの共助組織を立ち上げました。
以後、この地域の共助組織をモデルとして県内各地に多くの共助組織が設立され(平成31年2月時点で42団体)、高齢者が主体となって運営される共助組織モデルの先駆けとなりました。
※共助組織とは…屋根の雪おろしや、買い物・通院等の交通手段確保が困難な高齢世帯を支援する住民主体の組織。行政からの委託により道路の草刈り等を請け負っている例もあります。
【表彰の理由】 克雪をはじめとした本県の地域課題の解決にいち早く取り組み、着実に成果を上げるとともに、支援する側と支援を受ける側の双方の高齢者にとって、生きがいづくりや社会参加の機会につながっています。

「共助による地域コミュニティの形成」(特非)秋田県南NPOセンター [6673KB]

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○特定非営利活動法人福祉バンク大館

【設立年】 昭和62年
【会員数】 33名(正会員21名、ボランティア会員12名)
【活動の特長】 会員が活動の都度1時間1点、在宅支援は1時間2点と点数を貯め、将来自分や家族が支援を受けたい時に点数を引き出して支援を受けることができる「福祉バンク制度」を設立当初から取り入れ、互助による地域の支え合いの促進に取り組んでいます。
また、大館市の「いきがい健康づくり支援事業」の受託者として、在宅高齢者の孤立や要介護状態への進行の予防にも取り組んでいます。
【表彰の理由】 在宅高齢者の地域とのつながりを確保し、社会参加を促す活動に長年にわたり取り組んでいるほか、会員の9割以上が65歳以上の高齢者であり、高齢者同士が支え合い、お互いが元気になる相乗効果をもたらしています。

広報紙 [1085KB] 

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表彰式次第

①開式 ②表彰状授与 ③記念撮影 ④懇談 ⑤閉式

懇談の様子

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堀井副知事との懇談では、各団体の活動が始まった経緯を教えていただいたほか、地域の課題解決方法や生きがい活動の重要性、今後の活動に向けた思いなどを熱く語っていただきました。また、行政ではカバーしきれない部分を両団体に担っていただいていることに、堀井副知事から感謝の言葉がありました。 

 

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(特非)秋田県南NPOセンターの支援する共助組織は、全国的にも同様の課題に直面している中で先頭を走っているモデルであり、今後もなお一層、この取組が広がっていくことが期待されています。

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(特非)福祉バンク大館は、始まりは母子家庭や赤ちゃんのいる家庭を訪問し、お手伝いをするところからスタートしたそうです。時代が進み、お手伝いする人もされる人も高年齢化が進みましたが、こうした支え合いの活動は、お手伝いする側の人の生きがいにもつながっています。