平成28年子供と働き盛り世代の食習慣状況調査の対象者である、25市町村71小学校の第6学年(平成28年当時第2学年)に在籍している児童の家庭3,449世帯を対象とし、令和2年11月に児童及び保護者に対してアンケート調査と、アンケート調査対象校の給食を調理している55施設(学校・給食センター等)の給食みそ汁の塩分濃度等の調査を実施しました。

調査結果のポイントは次のとおりです。
◎野菜の摂取状況について、親子間で認識のずれがある。
◎野菜摂取を妨げる要因が、調理担当者か否かで認識に差がある。
◎働き盛り世代は、野菜摂取の「意識」、減塩の「知識」を持っているが「実行」に結びついていない。
◎食生活改善は、きっかけも持続させるのも、健康診断の結果や体重・血圧の測定値等の「数値」によることが多い。
◎学校給食みそ汁は、塩分濃度と1杯の重量及び、これらからの1杯の食塩相当量計算値が施設内の日差、学校間の差のどちらも大きかった。
◎「給食みそ汁の塩分濃度と児童の給食みそ汁の味の感じ方」と「給食みそ汁と比較した家庭みそ汁の味の感じ方」の相関図より、児童はみそ汁の味の濃さを正しく感じることができている。

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