秋田県糖尿病重症化予防モデルプログラム
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秋田県糖尿病重症化予防モデルプログラムについて
策定の趣旨
高齢化が進む中で、生活習慣と社会環境の変化に伴う糖尿病患者数の増加が全国的な課題となっており、糖尿病は重症化により網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、患者のQOL(生活の質)を著しく低下させます。
特に人工透析が必要な状態になると、個人の生活の質への影響や、医療資源・医療経済への影響も大きいことから、県内の市町村や後期高齢者医療広域連合における糖尿病性腎症等の重症化予防の取組を進めるために、県は秋田県医師会、秋田県糖尿病対策推進会議と連携し、平成29年3月に「秋田県糖尿病重症化予防モデルプログラム」を策定しました。
なお、令和6年3月に国の「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」が改定されたことを受け、本県においても更なる取組の推進を図るため、令和7年3月に「秋田県糖尿病重症化予防モデルプログラム」を改正しました。
目的
秋田県糖尿病重症化予防モデルプログラムは、①糖尿病が重症化するリスクの高い者や、糖尿病ではないが腎機能の低下がみられる者のうち、医療機関未受診者・治療中断者に対して受診勧奨を行うことにより、継続的な治療につなげること、②糖尿病性腎症等で治療中の患者のうち、重症化するリスクの高い者に対して、保険者が医療機関等と連携して保健指導を行うこと、などの取組により、良好な血糖のコントロールの維持、合併症の発症・進展の予防等を通して、腎不全や人工透析への移行を予防し、対象者の健康寿命の延伸を図ることを目的としています。
取組内容
- 糖尿病・慢性腎臓病の未治療者等に対して、市町村等が受診勧奨を行う。
- 糖尿病の治療を中断している者に対して、市町村等が受診勧奨を行う。
- 糖尿病治療中の患者について、市町村等が保健指導を行う。
保険者の取組
県のモデルプログラムを参考に、県内の市町村、後期高齢者医療広域連合でもそれぞれプログラムを策定し、糖尿病重症化予防の取り組みを行っています。
プログラムの対象者や内容については、各地域の実情に応じて策定されています。
各保険者の担当窓口
保健指導の依頼やプログラムの内容については、次の担当窓口へお問い合わせください。
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