令和４年度　地下水質測定結果について

2023年08月10日 | コンテンツ番号 75410

　水質汚濁防止法に基づき実施した令和４年度の地下水の水質測定結果を取りまとめましたので、お知らせします。

１　測定の概要

　県内の地下水については、県及び秋田市が分担して水質測定を行っており、令和４年度の実施概要は表１のとおりです。なお、地下水の調査は、その内容により、表２のとおり区分されます。

表１　令和４年度地下水質測定の概要
調査区分	測定地点数	測定項目数
概況調査	４１	１，０８２
汚染井戸周辺地区調査	ー	ー
継続監視調査	２８	１０６

表２　地下水の調査区分
調査区分	調査内容
概況調査	地域の全体的な地下水質の状況を把握するための調査
汚染井戸周辺地区調査	概況調査等により新たに発見された汚染について、その範囲の確認や原因究明のために行う調査又は、継続監視調査を終了する場合に、汚染範囲内で再度行う調査
継続監視調査	汚染が確認された地域で継続的に監視を行うための調査

２　測定結果の概要

〇概況調査

　４１地点で測定を行い、横手市城西町の１地点で「鉛」が0.014mg/Lと環境基準値（0.01mg/L）を超過しましたが、それ以外の地点では環境基準を達成しました。

〇汚染井戸周辺地区調査

　概況調査で鉛が環境基準値を超過した横手市城西町においては、当該井戸の周辺に使用している井戸を確認することができず、また、同地区の周辺には汚染源になり得る工場または事業場がないことから、令和４年度の汚染井戸周辺地区調査は実施を見送りました。
　当該井戸については、今後、継続監視調査を行うとともに、周辺井戸の情報を得た場合は、汚染井戸周辺地区調査を実施することとします。

〇継続監視調査

　これまでの調査で汚染が確認された２８地点で測定を行い、７地点で汚染物質が環境基準値を超過しましたが、他の２１地点では環境基準を達成しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　

【参考】

　地下水の環境基準値は、環境基本法第１６条に基づき、カドミウム等重金属類やトリクロロエチレン等揮発性有機化合物など、２８項目が定められている。
　各測定地点における環境基準超過の評価は、全シアンは最高値、それ以外の項目は年間平均値による。