たばこと健康について
2011年06月09日 | コンテンツ番号 1602
たばこは、知らず知らずのうちにこんなところに害を及ぼします
たばこから母と子の健康を守りましょう
母になる女性の喫煙は、おなかの中の赤ちゃん(胎児)や母乳などを通して子どもの発育に悪い影響を与えることは知られています。
胎児への影響
- 受精能力を減少させ、不妊の原因とも指摘されています。
- 流産、早期破水、妊娠中の出血などと深い関係があります。
- 「周産期死亡」(妊娠第22週以後の死産と出生後7日までの新生児死亡)が起こりやすくなります。
- 胎児の発育障害や新生児の発育障害を起こしやすくします。
- ヘビースモーカーの場合は、先天異常の発生率が高くなります。
子どもの発育への影響
- 母親がたばこを吸うと、母乳を通してニコチンが赤ちゃんの体内に入ります。
- 肺炎や気管支炎、喘息の原因になります。
- 知能の発育にも悪影響を与えます。
- 誤飲によるニコチン中毒を起こします。
- 親の不注意でやけどをさせることがあります。
子どものたばこは絶対ダメ
日本では子どもの健全な成長を願って、「未成年者喫煙禁止法」が定められています
子どもの喫煙は、心身の発達のさまたげとなるばかりか、ニコチン依存症や他の薬物への足ががりともなり、健康そのものへの関心を弱めてしまいます。
子どもの喫煙のきっかけ
- 背伸びしたい年頃である中学から高校にかけて喫煙率が急上昇しています。
- 子どもが喫煙習慣に染まるきっかけは「好奇心」「友人のすすめ」などです。
- 最初にたばこを手に入れるのは、「家にあったから」「友人からもらった」「自動販売機で買った」などです。
子どもがたばこを吸うとこんな影響が
- 未成年者はニコチン依存症になりやすく、意志が弱く禁煙しにくい。
- 喫煙からやがてシンナーや覚醒剤などのドラッグに興味を感じます。
- 吸う年齢が早いほど「がん」や「心臓病」などにかかりやすく、死亡率も高くなります。
大人の責任は重大
- 家庭で大人がたばこの見本を示さないようにする。
- 健康への害をきちんと説明する。
- 他人への迷惑、害を説明する。