秋田県の医療に関するアンケート調査の結果について

2023年09月20日 | コンテンツ番号 72704

「医療圏の広域化」と「秋田県の医療」に関する意識調査

 

 県では、県民の皆様から医療圏の広域化や秋田県の医療についてのお考えを伺い、今後の取組の参考とするため、意識調査を実施しました。(回答数407(24市町村及び県外の方から意見あり))
 
 調査の目的についてはこちら
 
 
回答の概要について
  
 Q1 二次医療圏の広域化について、どのようなイメージをお持ちですか。(複数回答)

Q1(二次医療圏の広域化に対するイメージ)

<結果から読み取れること>

(1)「病院等が遠くなる」が407名中228 名(56.0%)と最多となっている。
 ・二次医療圏別においては、「能代・山本(30名中23名(76.7%))」、「湯沢・雄勝(83名中57名(68.7%))」、「大館・鹿角(28名
 中17名(60.7%))」の回答割合が大きくなっている。
 ・年代別においては、70代以上の回答者の約80%(11名中9名)が選択している。
 
(2)「人口減少下において必要なものだと思う」が(407名中193名(47.4%))となっている。
 ・二次医療圏別においては、「大館・鹿角(28名中9名(32.1%))」の回答割合が最も小さく、「大仙・仙北(36名中23名
 (63.9%))」が最も大きくなっている。
 ・年代別においては、大きな特徴は見られなかった。
 
(3)407名中314名(77%)が「病院等が遠くなる」、「病院等の再編や統廃合が進む」、「病院等が少なくなる」のいずれか一つを選択している。
 
(4)二次医療圏を「広域化して何が変わるか分からない」も一定の回答数(407名68名(16.7%))がある。
 
(5)その他の意見では、医療機関への通院手段について懸念する声がある。

 

<想定される対応>

● “二次医療圏の広域化により、身近な病院に何らかの影響を与えるのではないか”といったイメージを抱いている人が多いことがうかがえることから、医療圏見直しの主旨や何が変わって何が変わらないのか等について、県民の皆様に丁寧に説明していく必要がある。
 
● 通院に限らず地域の公共交通・道路ネットワークの整備に取り組むとともに、補完する取組として遠隔診療の普及拡大等にも取り組んでいく必要がある。

 

Q2 広域化するとどのような効果が期待できると思いますか。(複数回答)

Q2(二次医療圏の広域化の効果)

<結果から読み取れること>

(1)「人口が減少しても、病院同士の役割分担が進めば身近な医療が守られていく」が405名中172名(42.5%)と最多となっており、自由記述の意見でも医療提供体制の維持のためには病院間の役割分担が必要といった声がある。
 ・二次医療圏別においては、「大仙・仙北(36名中20名(55.6%))」、「由利本荘・にかほ(30名中16名(53.3%))」では回答割合が
 過半数を超えている。
 ・年代別においては、大きな特徴は見られなかった。
 
(2)2番目に「医師を確保する効果が期待できる」が405名中145名(35.8%)と多くなっている。
 ・二次医療圏別においては、「大館・鹿角(28名中17名(60.7%))」、「湯沢・雄勝(82名中36名(43.9%))」と回答割合が最も大き
 くなっている。
 ・年代別においては、唯一20代では「診療を受けるときの病院等の選択肢が広がる」が69名中31名(44.9%))と回答割合が最も大
 きくなっている。

 

 <想定される対応>

● 役割分担と連携の強化のため、地域における議論の深まりが重要である。
 
● 地域の医師偏在が大きな課題となっているため、人材確保の取組を進める必要がある。

 

Q3 広域化する場合、どのようなことが必要だと思いますか。(2つまで選択)

Q3(広域化する場合に必要なこと)

 <結果から読み取れること>

(1)「病院等までの公共交通機関や道路網が整備されている」が(398名中202名(50.8%))と最多となっている。
 ・二次医療圏別においては、「大館・鹿角(28名中17名(60.7%))」、「能代・山本(29名中18名(62.1%))」、「秋田周辺(113名中
 64名(56.6%))」、「横手(7名中4名(57.1%))」で回答割合が最も大きくなっている。
 ・年代別においては、60代を除く年代で回答割合が最も大きくなっている。

(2)2番目に「病院等の間で検査結果や治療内容などの患者の情報がしっかりと共有されている(398名中17名(43.7%))」が多くなっている。
 ・二次医療圏別においては、「北秋田(66名中32名(48.5%))」、「由利本荘・にかほ(28名中14名(50.0%))」、「大仙・仙北(36
 名中21名(58.3%))」、「湯沢・雄勝(82名中42名(51.2%))」で回答割合が最も大きくなっている。
 ・年代別においては、60代(46名中23名(50.0%))で回答割合が最も大きくなっている。

(3)3番目に「病院等の役割分担や、連携がしっかりと行われている(398名中156名(39.2%))」が多くなっている。
 ・二次医療圏別においては、「大仙・仙北(36名中18名(50.0%))」で回答割合が大きくなっている。
 ・年代別においては、「30代(54名中23名(42.6%))」、「40代(106名中49名(46.2%))」、「50代(111名中46名(41.4%))」が他の
 年代と比較して回答割合が大きくなっている。

(4)自由記述の意見では、身近な場所における医療機関の維持や地域包括ケアシステムについて言及する意見がある。

 

<想定される対応>

● 交通手段の確保が課題であることがうかがえるため、地域公共交通の確保に向けた取組が必要である。
 
● 医療機関間の情報共有及び役割分担と連携の重要性が高いことがうかがえるため、地域における議論を活発化させていく必要がある。
 
● 二次医療圏の広域化に伴い、在宅医療や日常の外来診療など住民に身近な医療機能を充実させていく必要がある。

 

Q4 医療機関を選ぶ際に、何を重視していますか。(2つまで選択)

Q4(医療機関を選ぶ際に重視していること)

<結果から読み取れること>

(1)「信頼できる医師がいる・評判の良い医師がいること」が399名中276名(69.2%)と最多となっている。
 ・二次医療圏別においては、すべての圏域で回答割合が最も大きくなっている。
 ・年代別においては、すべての年代において回答割合が最も大きくなっている。
  そのうち、「20代以下(67名中50名(74.6%))」、「30代(55名中41名(74.5%))」では全体の割合よりも大きくなっている。
 
(2)2番目に「自宅や職場から近いこと・評判の良い医師がいること」が399名中208名(52.1%)と多くなっている。
 ・二次医療圏別においては、「大館・鹿角(28名中17名(60.7%))」、「能代・山本(28名中17名(60.7%))」及び「秋田周辺(114名
 中64名(56.1%))」が全体の回答割合よりも大きくなっている。
 ・年代別においては、「30代(55名中35名(63.6%))」、「50代(110名中58名(52.7%))」が全体の回答割合よりも大きくな
 っている。

 

<想定される対応>

●住み慣れた地域で暮らし続けていきたいという県民ニーズに応えていくため、高度で専門的な医療にとどまらず、患者に寄り添った身近な医療機能を充実させていくことが重要である。そのため、地域における医療提供体制の確保に向けて、医業承継や新規開業を促していく必要がある。

 

Q5 秋田県において、特に充実してほしいことは何ですか。(2つまで選択)

Q5(特に充実してほしいこと)

<結果から読み取れること>

(1)「さまざまな症状に対応し必要に応じて専門医につなぐ総合診療」が397名中200名(50.4%)と最多となっている。
 ・二次医療圏別においては、「北秋田」を除く7圏域における回答割合が最も大きくなっている。
 ・年代別においては、20代を除いた年代での回答割合が最も大きくなっている。
 
(2)「24時間対応の救急医療」が397名中127名(32.0%))となっている。
 ・二次医療圏別においては、「北秋田(65名中26名(40.0%))」における回答割合が最も大きくなっている。
 ・年代別においては、「20代以下(67名中28名(41.8%))」における回答割合が最も大きくなっている。
 
(3)自由記述の意見でも、小児科を始めとして身近な場所で医療を受けられる体制が求められている。

 

 <想定される対応>

● 総合診療のニーズは高いが育成に時間を要するため、若い医師だけでなく、セカンドキャリアとしての総合診療への取組支援など、対応を検討する必要がある。
 
● 小児科など地域における医療人材の確保に取り組んでいく必要がある。また、主に急性期を担う医療機関や身近な医療を主に担う医療機関がそれぞれの強みを発揮していけるよう、役割分担や連携の強化を図っていく必要がある。

 

Q6 人口減少が進む中、秋田県の医療を充実させていくためにどのようなことに取り組むべきだと思いますか。(2つまで選択)

Q6(秋田県医療を充実させるために取り組むべきこと)

<結果から読み取れること>

(1)「医師や看護師など医療従事者の確保」が402名中264名(65.7%)と最多となっている。
 ・二次医療圏別、年代別においても回答割合が最も大きくなっている。
 ・二次医療圏の広域化により期待される効果においても「医師を確保する効果が期待できる」が上位になっている。
 
(2)「病院間の役割分担や連携を更に充実」が33.6%
 ・二次医療圏別においては、「秋田周辺(115名中48名(41.7%))」と「大仙・仙北(36名中16名(44.4%))」が全体の回答割合より
 も大きくなっている。
 ・年代別においては、「20代以下(67名中25名(37.3%))」と「60代(46名中17名(37.0%)」が、全体の回答割合よりも大きくなっ
 ている。
 
(3)自由記述の意見では様々な意見がある。

 

 <想定される対応>

● 医療人材の確保に向けて、大学や関係機関と連携を図っていく必要がある。
 
● 秋田県医療を取り巻く課題は多く、人口減少下においても持続可能な医療提供体制の構築に向けて取り組んでいく必要がある。

 

Q7 将来に向けた本県の医療サービスの体制について感じていることをご記載ください。(自由記載) 

【カテゴリごとの記述件数】

○医療圏    12件  ○医療人材   18件  ○遠隔診療  1件
○交通手段    6件  ○在宅医療・介護 6件  ○周産期   4件
○精神医療    1件  ○総合診療    2件  ○へき地医療 3件
○役割分担・連携 4件  ○全般・その他 46件

 

年代や二次医療圏ごとの傾向など詳細はこちらをご確認ください。

01_調査結果(全体) [109KB]
02_調査結果(その他記述内容)
03_調査結果(二次医療圏ごとの傾向) [835KB]
04_調査結果(年代ごとの傾向) [773KB]
05_調査結果(質問クロス) [95KB]

 

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