秋田県奥羽・羽越新幹線整備促進期成同盟会(会長:秋田県知事 佐竹 敬久)では、両新幹線の整備促進に向け、令和4年度も様々な機運醸成活動に取り組みましたので、その内容をご紹介します。
 
 令和4年11月25日、県庁第2庁舎で開催した「オータムセミナー」では、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構の玉本学也様から、令和5年度末の開業を目指して整備が進められている「金沢~敦賀間」北陸新幹線等の、整備新幹線の現状や最新の整備状況についてご講演いただきました。
 また、富山国際大学の大谷友男准教授からは、「九州新幹線(鹿児島ルート)の部分開業でのインパクト」と題して、東京に直結しない点や終点側である鹿児島側から着工されたという特異性を生かした、九州新幹線に関する大変示唆に富んだお話をいただきました。
 
 
 また、令和5年1月23日に秋田大学と共催した「みらいミーティング」では、「地域振興論基礎」を履修している学生が「『奥羽新幹線』・『羽越新幹線』のキャッチコピーを考えよう」をテーマとして、リモートによるグループワークを行いました。
 当日は、両新幹線が果たす役割やメリット等について、学生の間で活発な議論が行われ、特徴を捉えた個性的なキャッチコピーが発表されました。
 グループワーク終了後、参加した学生から新幹線の整備を期待する声が多く上がるなど、新幹線の意義や必要性について理解が深められました。
 
【学生から出されたキャッチコピーの一例】
「つなぐ、出会う、新たな場所へ」
「次の駅は、夢と希望の詰まった未来だ」
「知らない日本を見に行こう」
「人・観光・エネルギーを届け、秋田と日本のボーダーレスを実現」
「二つの羽で近づく地元」 など、各学生から特徴的で面白いキャッチコピーがたくさん考案されました。
 
(ダウンロードファイル)PDF
 
 この他、秋田市の高齢者学級にて「知っていますか?秋田の新幹線の目指す先」と題して、整備新幹線の進捗状況や奥羽・羽越新幹線の意義や必要性について情報発信を行いました。
  
 今後も、国の整備新幹線の動向も踏まえつつ、国土形成に果たす役割などの両新幹線の意義を、調査結果等を活用しながら、国に対し両新幹線の整備実現を粘り強く働きかけるとともに、地域における整備機運の醸成にも引き続き取り組んでまいります。