秋田新幹線トンネル整備構想の早期実現に向けて、トンネル整備に伴う地域への経済波及効果等を把握するため当県が実施しました標記調査について、この度調査結果を取りまとめたので、別添のとおりその概要をお知らせします。

調査結果のまとめ
主な効果等 内  容
トンネル整備(建設投資)による経済波及効果 約1,113億円
秋田県への入込客数増加 年間 約4万人
入込客数増加による経済波及効果 年間 約6億円
時間短縮による利用者便益 年間 約11億円(約7分間短縮)
その他の効果

○交流人口拡大による地域活性化
 ・ビジネス活動の活性化と機会の拡大
 ・イベント等の集客エリアの拡大
 ・帰省や親族・友人・知人訪問の利便性向上
 ・秋田のイメージアップ 等

社会的損失の回避・低減

○自然災害等で運休・遅延した際の社会的損失の回避・低減
 <過去の災害(23日間)を参考にした損失額試算>
 ・被影響者数   約 15万人
 ・利用者の損失額 約2.4億円
 ・地域の損失額  約2.8億円
○防災対策強化による安全性向上
 ・自然災害等のリスクの大幅低減
 ・安定運行による鉄道の信頼性向上
 ・東北新幹線など接続列車の遅延防止 等

 今後は、本調査の結果を提示しながら、国等への働きかけを進めるほか、整備効果や必要性について広くPRする際にも、この調査結果を活用します。

  調査結果概要[1049KB]