秋田新幹線は、当県と首都圏や仙台市、盛岡市等を結び、累計4,000万人以上が利用する大動脈として、産業・経済活動、国内外からの観光誘客、県民生活などを支える重要な交通基盤であり、当県の発展に大きく寄与しています。

 また、国内最高速度を誇る東北新幹線との直通運転により首都圏との速達性が確保されているほか、日本海側と太平洋側を直接結ぶ北東北唯一の幹線として災害時のリダンダンシー機能を担う路線であり、秋田新幹線の安全で安定した運行は、国が進める国土強靭化を実現するうえでも欠かせないものです。

 しかしながら、秋田新幹線は急峻な奥羽山脈を横断するため、豪雨や豪雪、強風などの自然災害による輸送障害のリスクを抱え、安定運行や定時性に度々支障を来しています。

 このため、JR東日本では、こうした輸送障害のリスクに対応した防災対策の強化や高速化を図るため、岩手県の赤渕駅と当県の田沢湖駅との間にトンネルを整備する構想を持っています。

  県では、構想の早期実現を目指して、当県や岩手県の沿線自治体や経済団体等で構成される「秋田新幹線トンネル整備促進期成同盟会」と連携して、国等への要望活動を実施しています。

秋田新幹線トンネル整備構想の概要
トンネル整備構想概要 [45KB]

トンネル整備構想の位置図
トンネル整備構想位置図 [1080KB]