2020年2月24日(月)、秋田市内で秋田県地域おこし協力隊OB・OGネットワークの設立発表会が開催されました。

〇地域おこし協力隊とは?
 都市地域から過疎地域に移住し、一定期間、地域に居住して「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。
 現在秋田県内では、64名の隊員が活動しています(2020年1月1日現在)。
 隊員の活動内容は、こちらから→協力隊の活動状況

設立趣旨説明

 ネットワーク設立発起人である男鹿市地域おこし協力隊の伊藤晴樹さんから、ネットワーク設立の背景や設立に向けたこれまでの取組についてご紹介いただきました。
 大変緊張している様子でしたが、隊員同士の横のつながりを大事にしたいという伊藤さんの思いを丁寧にお伝えいただきました。

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活動内容について

 ネットワークの目的は「地域内の“協力隊の協力隊”(OB・OG+地域住民)を増やすこと」です。
 隊員と地域が互いに支えあう関係性を築くことで地域の持続可能性を高めていきたいという思いが込められています。
 活動内容は、次の4つの柱が掲げられました。

①カウンセリング部門
 現役隊員等に対する相談サポート
②研修部門
 現役隊員や市町村職員向け研修の企画・運営
③コラボ部門
 「現役×OB・OG」、「OB・OG×OB・OG」等でビジネス展開できる関係づくり
④知識共有部門
 協力隊制度運用に係る知見をまとめ、現役隊員や市町村へ共有

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ネットワークメンバーによるクロストーク

 最後にネットワーク設立メンバーによるクロストークが行われました。
 登壇したのは、元五城目町地域おこし協力隊の柳澤龍さん、元藤里町地域おこし協力隊の根岸那都美さん、元八峰町地域おこし協力隊の鈴木了さんの3名。

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 最初に紹介されたのは、隊員が直面する壁をまとめた「協力隊あるある川柳・カルタ」です。
 隊員であれば誰もが「あるある」とうなずいてしまう内容かもしれません。

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 ほかにも設立メンバーからは、こんな話がありました。
 「定住率全国最下位という残念なニュースがあったけど、秋田は数字では計れないところで勝負する、例えば隊員個々の個性や能力で勝負するという考えがあってもいいんじゃない?」
 「ネットワークを通じて、OB・OGも含め、隊員一人ひとりが自分の可能性を高めたり、表現する場が増えるとうれしい」
 「将来的には地域内の企業とコラボしたい!」

 当日参加していた現役隊員からは、
 「退任後もできれば地域に残りたいと考えている。先輩たちにいろいろ相談したい」
 「自分の活動分野で、他地域の隊員やOB・OGとコラボできたら面白い」
といった声がありました。

最後に

 一人で地方へ飛び込み、地域おこし協力隊として活動することは本当に大変です。そんなときこのネットワークは心強い存在になると感じました。
 設立間もないネットワークではありますが、これからどのように進化していくのか楽しみです。
 ネットワークのみなさんと一緒に「秋田で協力隊になって本当に良かった!」、「卒業してからがもっと楽しい!」と思っていただけるような秋田を目指して頑張ります。


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