クマの出没が多発しています

県内各地の市街地においてツキノワグマの出没が相次いでいます。
これに伴い、屋外で飼育されている犬が襲われるといった痛ましい事故が発生しました。
秋田県では、ツキノワグマ出没警報の発令期間が令和7年12月31日(水)まで延長されており、まだ警戒が必要です。
飼い主の皆様には愛犬の安全を守るための対策をお願いいたします。
 

実際に発生している被害事例

事例1 屋外飼育犬の被害
夜間、屋外に繋がれていた飼い犬がクマに襲われ、犬小屋ごと連れ去られた。
犬が吠えても、クマが逃げずに攻撃してくるケースが確認されている。
 
事例2 ドッグフードによる誘引
外に置いたままのドッグフードの臭いに誘引され、クマ類が民家の敷地内に侵入した。
クマは非常に嗅覚が鋭く、ペットフードは格好の標的となる。
 

推奨される対策(3つのポイント)

 
屋内飼育の推奨
屋内飼育への切り替えを強く推奨します
動物愛護センターでは、適正飼養の一環として犬の屋内飼育を推奨しております。
鎖でつながれた犬は、クマから逃げることができません。
クマ被害の防止のためにもなるべく屋内で飼育してください。
難しい場合でも、夜間から早朝にかけては、必ず玄関内や頑丈な倉庫などの屋内に入れるようにしてください。
シャッターのある車庫も有効です
大型犬であっても屋外は危険です

 

 
餌の適正管理
餌の管理も徹底してください
ドッグフードを屋外に放置しないでください
食べ残しはもちろん、空になった食器にも臭いが残っています。
食事の後はすぐに片付け、ドッグフードの袋自体も屋内の密閉できる場所で保管してください。 
クマは非常に嗅覚が鋭く、ペットフードは格好の標的となります。
猫に対しても置きエサをしないでください

 

 
散歩時の警戒
散歩時も警戒しましょう
散歩の時間とルートを見直してください。
薄暗い時間帯(早朝・夕方)はクマの活動が活発になります。
犬が茂みに向かって激しく吠える場合は、近くにクマがいる可能性がありますので、すぐにその場を離れてください。
川沿いや見通しの悪いヤブなどにも注意が必要です。
鈴やラジオを携行
昼間の散歩の推奨