秋田県の優先実施箇所の調査結果について

下水道管路の全国特別重点調査について

令和 7 年1月 28 日に埼玉県八潮市で発生した道路陥没を伴う下水道管路の破損事故を受け、国土交通省は、3月 18 日に地方公共団体に対し、管径2m以上かつ平成6年度以前に設置された下水道管路を対象として、潜行目視やテレビカメラによる目視調査を実施する全国特別重点調査を要請しました。 秋田県の調査対象はこちら

優先実施箇所について

上記調査対象の内、構造的に腐食しやすく、緊急輸送道路下で下水道起因の陥没履歴がある箇所など社会的影響が大きく、大規模陥没が発生しやすい管路については、優先実施個所として、早急に夏頃(令和7年8月)までの調査を行いました。 全国の優先実施個所の調査結果はこちら

 

調査状況
カメラ調査 潜行調査

カメラ調査(浮流式)の様子

潜行目視調査の様子

優先実施箇所の調査結果について

原則1年以内に速やかな対策が必要な緊急度Iに判定された箇所は有りませんでした。応急措置を実施した上で、5年以内に対策が必要な緊急度IIに判定された箇所は約1.0km有りました。緊急度IIと判定された箇所の空洞調査も実施しましたが、空洞は確認されませんでした。

優先実施個所の調査結果
  目視調査・打音調査等の結果 空洞調査の結果
地方公共団体名 優先実施対象延長[km] 目視調査実施済み延長[km] 打音調査等実施済み延長[km] 緊急度I要対策延長[km] 緊急度II要対策延長[km] 異状なし・軽度延長[km] 空洞調査実施済み延長[km] 空洞が確認された箇所数

秋田県
流域

1.532 1.532 0.513 0 1.019 0.513 1.019 0

  参考

緊急度 緊急度に応じた対策内容
I 原則1年以内に速やかな対策を実施
II 応急措置を実施した上で、5年以内に対策を実施

今後の対応について

緊急度IIと判定された箇所(約1.0km)については5年以内に応急措置を実施した上で、5年以内に対策を完了します。
また優先実施個所以外の約3.4kmについては令和8年2月までに調査完了予定です。