八郎潟干拓前の地層から掘り出してきたモグ(水草)の種(埋土種子)を復活させ、育てる取組を行うための水槽である「八郎潟モグリウム」が、「NPO法人はちろうプロジェクト」と「ティンバラム株式会社」によって、令和5年10月18日にティンバラム株式会社敷地内(五城目町)に設置されました。
 今回は、水草やプランクトンについての専門家であり、それらの重要性などの普及啓発活動にも精力的に取り組まれている、千葉県立中央博物館の林紀男氏も参加され、助言をいただきました。
 八郎潟モグリウムで八郎潟土着の水草を栽培することで、ミジンコやトンボなどの豊かな生態系を復元し、水生生物の生息地間をつなぎ移動を可能とすることで、広域に水生生物の「にぎわい」を生む効果を目指しています。
 また、本取組を通じて、より多くの地域住民等の方々に、八郎湖の環境保全について興味を持っていただだけたらと思います。

 本取組は、主に八郎湖流域の小学校を中心に展開されていますが、八郎湖流域内の民間企業に設置されたのは今回が初めてであり、取組がより多面的に広がっていく足掛かりになれば良いと考えています。

※1:今回の取組は、令和5年度八郎湖環境保全普及啓発推進業務委託の一環として行っています。


写真1:「八郎潟モグリウム」について社員の方々に説明をする、はちろうプロジェクト鎌田氏


写真2:水槽設置時の様子


写真3:記念撮影(左:千葉県立中央博物館 林紀男氏)

 

八郎潟モグリウムについての詳細はこちら
 https://hachiro865.net/mogurium.html
 「八郎潟モグリウム」パンフレット [1979KB]