令和3年第1回定例会 (追加提案) 知事説明要旨(令和3年5月25日)

2021年05月25日 | コンテンツ番号 57896

 このたび提案いたしました議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。
 はじめに、新型コロナウイルス感染症の拡大防止についてであります。
 4月以降、国内では、感染力の強い変異株が広がるにつれて、多くの地域で感染者数の増加に歯止めがかからず、医療提供体制がひっ迫の度合いを増しており、海外においても、爆発的な感染拡大と医療崩壊に見舞われているインドをはじめ、多くの国々で感染が拡大している状況にありますが、ワクチン接種が急速に進むアメリカやイギリス、イスラエルでは新規感染者数が減少基調に転じております。
 このような状況を踏まえると、社会経済活動の維持との両立を目指す我が国においては、ワクチン接種が一定程度進むまでの間は、徹底した感染防止策により拡大を最小限に抑えていくことが重要であり、特に、他県に比べ感染者数が少ない本県においては、引き続き感染拡大地域との往来を極力抑えることに加え、無症状者も含めた感染者を早期に発見し、速やかに封じ込めていくことが肝要であると考えております。
 こうしたことから、高齢者施設や保育所等へ感染防止の自主点検リストを配布するとともに、学校等に対しては、部活動における大会参加の原則自粛や、真にやむを得ない大会に参加する場合には感染防止対策を徹底することなどを要請したほか、適切な感染防止対策を講じている飲食店を認証する制度の創設、宿泊施設・飲食店が行う感染防止のための設備導入等に対する支援により、安心して利用できる環境を整えてまいります。
 また、感染者の早期発見については、面的クラスターが発生した秋田市の川反・大町地区において大規模なPCR検査を実施したことに加え、感染拡大が懸念される地域の飲食店従業員等を対象にした無料の検査を必要に応じて集中的に行うほか、抗原検査キットの高齢者施設などでの積極的な活用を呼び掛けるとともに、全ての保育所等に対する配布を始めております。
 さらに、軽症者等を受け入れる3か所目の宿泊療養施設を設置するとともに、重症患者の対応に向け、体外式膜型人工肺、いわゆるECMOや人工呼吸器を取り扱うことができる医療従事者の充実を図るなど、変異株による今後の感染者の増加も想定しながら、医療提供体制を一層強化してまいります。
 加えて、高齢者へのワクチン接種については、先般、副知事が全市町村を訪問し、課題等を直接伺ったところであり、今後も地域の実情に配慮しながら、医師会等と緊密に連携して医療従事者の確保を図るとともに、接種会場の運営に協力するなど、迅速かつ円滑に実施されるよう、市町村と共に取り組んでまいります。
 次に、県内で行われる聖火リレーについてであります。
 来月8日及び9日に行われる聖火リレーについては、沿道や式典会場における密集を避けるため、秋田市内のルートの一部を短縮するほか、セレブレーション等におけるアトラクションを取りやめるなど、感染防止対策を徹底して実施することにしておりますが、今後の感染拡大の状況を踏まえ、その実施方法などについて、引き続き市町村等と協議してまいります。
 次に、提出議案についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算案は、新型コロナウイルス感染症への対応として、高齢者への早期のワクチン接種に向け、休日・夜間にワクチン接種を行う医師等を派遣する医療機関に対する助成を行うとともに、今後の感染症の拡大に備え、軽症者等の宿泊療養に必要な経費を計上するほか、重症患者に対応するため、医療従事者を対象とした研修を行ってまいります。
 また、感染防止対策の徹底を図るため、県が定める基準を満たす飲食店の認証制度を創設し、認証取得に向けた設備導入への助成を行うとともに、県内の宿泊施設についても、感染防止対策に必要な施設改修等を支援してまいります。
 一般会計補正額は、34億2,619万円であり、補正後の総額は、5,831億8,517万円となります。
 次に、単行議案について申し上げます。
 「秋田県家畜検査等手数料徴収条例の一部を改正する条例案」は、豚熱に係る注射に要する費用の適正な負担を確保するため、当該注射に係る手数料の額の引き下げ等を行おうとするものであります。
 以上、提出議案の概要について申し上げました。よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。