由利本荘保健所管内で毒キノコによる食中毒が発生しました。
 秋のキノコシーズンは毒キノコによる食中毒に注意しましょう。
 
 1 発生日時:令和7年10月23日(木)午前5時
 2 喫食者数:1名
 3 患者数 :1名(70代 男性) 入院中
 4 主な症状:四肢の痛み
 5 病因物質:植物性自然毒(ドクササコ)
 6 原因施設:家庭
 7 原因食品:キノコ入り味噌汁(推定)
 
経緯
 令和7年10月27日(月)午前9時頃、由利本荘保健所管内の医療機関から、キノコを摂食し食中毒様の症状を呈している患者1名を10月24日(金)に診察し、同日入院した旨、由利本荘保健所に連絡がありました。
 由利本荘保健所による調査の結果、自宅敷地内に自生していたキノコを10月20日(月)に採取し、10月20日から10月23日にかけて味噌汁を調理して食べた1名が四肢の痛みの症状を呈し、患者が保管していたキノコの形態的特徴及び発生場所から喫食したキノコをドクササコと同定し、ドクササコによる食中毒と判断しました。

 

○食中毒防止のための注意喚起事項

  • キノコを採取する場合は、確実に食用キノコと判るものだけを採りましょう。
  • キノコの鑑別は、知識と経験が必要ですので、食用のキノコと確実に判断できないキノコは、絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげないようにしましょう。
  • キノコを食べて体に異常を感じたときは、速やかに医療機関を受診しましょう。また、残っているキノコや調理済みのものを持参することで、治療の参考になります。
  • 『柄が縦に裂けるキノコは食べられる』、『地味な色をしたキノコは食べられる』、『虫食いのあるキノコは食べられる』という言い伝えに科学的根拠はなく、誤った情報なので信じないようにしましょう。

 

 

 

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