思春期からの健康について~「プレコンセプションケア」を知っていますか?~
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思春期からの健康について~「プレコンセプションケア」を知っていますか?~
プレコンセプションケアとは
プレコンセプションケアとは、男女を問わず、性や妊娠に関する正しい知識を身につけ、健康管理を促す取り組みをいいます。
思春期世代の男女が将来のライフプランを考え、正しい知識を得て健康的な生活を送ることは、将来の健やかな妊娠・出産やより質の高い生活の実現につながります。
プレコンセプションケアは、近々妊娠したいと考えている女性だけでなく、思春期以降の全女性、未来の家族の健康につながる大切なことであることから女性の健康を支えるパートナーやご家族、学校や職場で健康管理に携わる人などにも広く知っていただきたいことです。
女性が健康でいるための生活習慣とは ※男性も一緒に実践しましょう!
気をつけたい感染症
妊娠中にかかると、赤ちゃんに影響を与える恐れのある感染症があります。ワクチンを接種することで予防できるものもあるので接種を検討しましょう。
特に風しんは妊娠中に感染すると、赤ちゃんが先天性風しん症候群を発症し、心臓の病気や難聴などを患うリスクが高まります。女性だけでなくパートナーや家族もワクチン接種をして、妊婦さんに感染させない環境づくりが重要です。1979年4月1日以前に生まれた男性は一度も風しんワクチンを打っていない可能性があるので、抗体価をチェックしましょう。
詳しくはこちらです。 → 妊娠を予定している女性等に対する「風しん抗体検査費用の助成」について
性的接触を介して誰もが感染する「性感染症」が増えています。感染しても無症状であることが多く、治療に結びつかないことも多いようです。性感染症の中には不妊の原因となるものもあるので、予防には、性的接触時にコンドームを必ず使用しましょう。
健診を受けましょう
子宮頸がんや乳がんは若い人でもかかりやすい病気です。20歳を超えたら、2年に1度の子宮頸がん検診と月1回の乳房のセルフチェックをしましょう。また、かかりつけ婦人科を持ち、月経などで気になることがあれば気軽に相談しましょう。
男性は、若いからと自分の健康を過信して、暴飲暴食、夜更かしなどの生活を送り、定期健診をおろそかにする傾向があります。健康管理をおろそかにすると将来的な病気のリスクを高めるので健康診断は必ず受診しましょう。
相談先
〇不妊、不育に関する相談窓口はこちらです。 → 秋田県不妊専門相談センター「こころとからだの相談室」
〇妊娠に関する相談(予期せぬ妊娠、妊娠不安など)や女性の健康に関する相談(月経、婦人科疾患、更年期障害など)の窓口はこちらです。 → 秋田県女性健康支援センター「にんしんSOS秋田」