プレコンセプションケアとは

 プレコンセプションケアとは、性別を問わず、若い世代が性や妊娠に関する正しい知識を身に付け、その先のライフプランを考えるうえで今の健康管理を促す取り組みをいいます。 
 不妊に悩むカップルや、予期しない妊娠によって将来の計画が大きく変わってしまう人は少なくありません。だからこそ、今のうちから「自分はどんな人生を送りたいのか」「将来についてどう考えたいのか」を考えてみることが大切です。正しい知識を知り、必要な行動を選ぶこと、それがプレコンセプションケアの第一歩であり、未来の自分を大切にすることにつながります。
 

健康でいるための生活習慣とは  

(1)適度な運動で適正体重をキープする
 やせ過ぎは、無月経や月経不順だけでなく、流産・早産、低出生体重児のリスクも高めます。また、男女ともに肥満は不妊の大きな原因です。
 
(2)バランスの良い食事を心がける・葉酸を積極的に摂取しよう
 やせることを優先して栄養不足、エネルギー不足に陥っている人がいます。欠食せずに、主食・主菜・副菜を基本に栄養バランスがとれた食事をとりましょう。妊娠を計画している女性は、通常の食事に加えて、葉酸サプリなど通常の食品以外から400μg/日摂取することで赤ちゃんの奇形を7割予防できることが分かっています。
 
(3)生活リズムを整えストレスをためない
 強いストレスは心身にダメージを与え性機能障害のリスクを高める可能性が考えられています。質の良い睡眠で心身の疲労を回復させるとともに、自分に合った方法でストレス解消を目指しましょう。
 
(4)たばこを遠ざける・飲酒はほどほどに
 喫煙はがんや心臓病など多くの病気を引き起こすだけでなく、男女ともに不妊のリスクを高めます。また、妊娠中の喫煙、受動喫煙は赤ちゃんの命を危険にさらします。さらに、アルコールは摂りすぎると精子をつくる機能が低下するなどの生殖能力に影響を与える要因をなっていることが分かっています。
 
(5)検査やHPVワクチンを受けよう
 健康管理のために、かかりつけ医を持ちましょう。各ライフステージで適切なケアを提供してくれます。また、子宮頸がん予防のために、HPVワクチンの接種と定期的ながん検診が大切です。その他、乳がん検診、梅毒やクラミジアなどの性感染症の検査も忘れずに。
 
 

気をつけたい感染症

 妊娠中にかかると、赤ちゃんに影響を与える恐れのある感染症があります。ワクチンを接種することで予防できるものもあるので接種を検討しましょう。
 特に風しんは妊娠中に感染すると、赤ちゃんが先天性風しん症候群を発症し、心臓の病気や難聴などを患うリスクが高まります。女性だけでなくパートナーや家族もワクチン接種をして、妊婦さんに感染させない環境づくりが重要です。1979年4月1日以前に生まれた男性は一度も風しんワクチンを打っていない可能性があるので、抗体価をチェックしましょう。
 詳しくはこちらです。 → 妊娠を予定している女性等に対する「風しん抗体検査費用の助成」について


 性的接触を介して誰もが感染する「性感染症」が増えています。感染しても無症状であることが多く、治療に結びつかないことも多いようです。性感染症の中には不妊の原因となるものもあるので、予防には、性的接触時にコンドームを必ず使用しましょう。 

 

リーフレット(近日公開予定)

 

相談先

〇不妊、不育に関する相談窓口はこちらです。 → 秋田県不妊専門相談センター「こころとからだの相談室」

〇妊娠に関する相談(予期せぬ妊娠、妊娠不安など)や女性の健康に関する相談(月経、婦人科疾患、更年期障害など)の窓口はこちらです。 → 秋田県女性健康支援センター