乳幼児突然死症候群(SIDS)とは


睡眠中に赤ちゃんが死亡する「乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden InfantDeath Syndrome)という病気があります。
SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま、乳幼児が死に至る原因のわからない病気です。
12月以降の冬期に発症する傾向が高いことから、こども家庭庁では毎年11月を「乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間」としています。

乳幼児突然死症候群(SIDS)での死亡数(各年確定値)
  令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年
全 国 95  81 47 48 58
秋田県 1  0 1 0

 

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを下げるために

SIDSの予防方法は確立していませんが、次の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなることが、これまでの研究であきらかになっています。

 1歳になるまでは、寝かせる時は「あおむけ」に寝かせましょう。

  • 医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう(睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です)。

 たばこをやめましょう。

  • 喫煙はSIDSの発生要因のひとつであるといわれています。
  • 妊娠中の喫煙は、胎児の体重増加や呼吸中枢へ影響を及ぼします。
  • 妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や子どものそばでの喫煙はやめましょう。

 無理のない範囲で母乳育児を

  • 母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発症率が低いということが研究からわかっています(様々な事情があり、すべての人が母乳育児ができるわけではありません。医学上の理由等で人工乳(粉ミルク)の方が適している場合もあります)。

こども家庭庁啓発用リーフレット・ポスター