概要

 秋田県生活排水処理構想(以下、「本構想」という。)は、県内全ての市町村の下水道や農業集落排水、合併浄化槽を対象とした整備計画のマスタープランであると同時に、県と市町村の新たな協働、連携体制を構築する『機能合体』を見据えた総合的な計画として取りまとめたものです。

 本県は、平成5年度に「秋田県下水道等整備構想」(実施期間:平成5年度~平成12年度)を策定し、平成12年度には第2期構想(実施期間:平成13年度~平成20年度)、平成20年度には「秋田県生活排水処理整備構想(第3期構想)」(実施期間:平成21年度~平成28年度)、平成28年度には「秋田県生活排水処理構想(第4期構想)」(実施期間:~令和17年度)を策定しています。

 県内の生活排水処理事業は、人口減少による厳しい事業運営や施設の老朽化の進行などの影響を受け、整備や維持管理の手法に変化が生じています。また、持続可能な生活排水処理事業運営を実現するため、これまで流域下水道事業を核に広域化・共同化を進めてきましたが、地域の事情を考慮しつつ、市町村同士のさらなる連携を深化させる必要があります。 

 今回、本県のこれらの地域事情を踏まえつつ、市町村の最新の計画を反映させることを目的に、5年を基本として定期的な見直しが求められている本構想の時点修正を行いました。

 本県は、今回の見直しを踏まえ、これまで進めてきた広域化・共同化の取組や新たな取組を『秋田県生活排水処理事業 広域化・共同化計画』として取りまとめるとともに、本構想へ位置付けることにより、さらなる事業の効率化を進めていきます。併せて、汚水処理に伴い発生する汚泥の中長期的な利活用方針を取りまとめた『秋田県汚泥広域利活用構想』についても、本構想へ位置づけることにより、汚泥利活用の向上に努めます。 

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