現場打ちの鉄筋コンクリート構造物におけるスランプ値の設定等について(平成30年10月以降適用)

 「流動性を高めた現場打ちコンクリートの活用に関するガイドライン(平成29年3月)」(流動性を高めたコンクリートの活用検討会:事務局 国土交通省)が策定され、施工性の向上に向けた取り組みが進められていることから、秋田県においても平成30年10月1日以降に公告・閲覧する工事から当該ガイドラインを適用することとします。

 

 

  

1.実施内容

  1. 品質確保や生産性向上の観点から当該ガイドラインを適用し、一般的な鉄筋コンクリート構造物※の設計スランプ値は12cmを標準として工事を発注する。                                             ※秋田県土木工事共通仕様書 参考資料 レディーミクストコンクリート標準使用基準[土木工事]の記載による。
  2. 工事契約後、受注者より標準値以外のスランプ値の採用について協議があった場合は、「コンクリート標準示方書(施工編)(土木学会発行)」の「最小スランプの目安」等に基づき協議資料を作成させ、受発注者で協議し、設計変更の対象とする。
  3. 標準値以外のスランプ値の妥当性については、コンクリート標準示方書(施工編)によるほか、「コンクリートライブラリー145号 施工性にもとづくコンクリートの配合設計・施工指針(土木学会発行)」資料5のコンクリート配合選定シート等により確認する。

2.対象工事

  • 秋田県農林水産部及び建設部が発注する全ての工事(営繕工事を除く)を対象とする。

3.留意事項

  • 現場打ちの鉄筋コンクリート構造物の施工にあたっては、当該ガイドラインを基本とし、構造物の種類、部材の種類と大きさ、鋼材の配筋条件、コンクリートの運搬、打込み、締固め等の作業条件を適切に考慮し、スランプ値を設定するものとする。

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