土木工事標準積算基準等改定概要(令和6年10月以降適用)

 令和6年10月1日以降に公告・閲覧する工事又は委託業務に適用する積算基準の改定を行います。(秋田県では、国土交通省が4月版として発行している基準書内容について精査し、10月以降の適用として運用しており、今年度も例年同様に改定するものです。)

※「土木工事標準積算基準書等」については、ホームページでの公表はしておりません。

  県庁広報広聴課(県政情報資料室)及び各地域振興局総務企画部(総務経理課(工事契約窓口))において閲覧することができます。(午前9時から午後5時まで)

 

以下に、主な改定内容(令和6年10月以降適用)を示します。

1.土木工事標準歩掛の改定【9工種】

 1.新規制定工種【3工種】

 ①排水材設置工(構造物背面排水)、②仮締切工(砂防コンクリート締切)、③舗装版削孔工(アスファルト舗装版)

 2.使用機械、労務等の変動により改定を行う工種【5工種】

 ①薬液注入工、②鋼管・既製コンクリート杭打工(中掘工)、③かごマット工(多段積型)、④集排水ボーリング孔洗浄工、⑤トンネル照明器具清掃工

 3.移動時間を踏まえた制定を行う工種【1工種】

 ①泥水運搬工

2.施工パッケージ型積算方式歩掛の改定【18工種】

 1.新規制定工種【1工種】

 ①型枠工(省力化構造) 

 2.使用機械、労務等の変動により改定を行う工種【7工種】

 ①土工[路体(築堤)盛土・路床盛土]、②土工(ICT)[掘削] 、③土工(ICT)[路体(築堤)盛土・路床盛土]、④埋戻工、⑤アンカー工(ロータリーパーカッション式)、⑥排水性アスファルト舗装工、⑦路側工

 3.移動時間を踏まえた改定を行う工種【10工種】

 ①安定処理工、②場所打擁壁工、③現場取卸工、④伐木除根工、⑤グラウトホール工、⑥踏掛版設置工、⑦舗装版破砕工、⑧舗装版切断工、⑨橋梁補強工(コンクリート巻立て)、⑩電線共同溝工(C・C・BOX)

3.現場管理費率の改定

  • 時間外労働規制適用に対応するため、最新の実態を踏まえ、書類作成の経費や下請けの本社経費などによる現場管理費の増加を反映する。

4.地質調査業務の諸経費率の改定

  • 実態調査の結果を踏まえ、地質調査業務の諸経費率を改定する。

5.建設機械等損料の改定

  • 実態調査の結果を踏まえ、新規機種の追加や既存機種の建設機械損料を改定する。

問い合わせが多い事項

(1)施工パッケージ型積算の基準単価について

 概要に記載しているとおり、秋田県では、国土交通省が4月版として発行している基準書内容について精査し、10月以降の適用として運用しております。施工パッケージ型積算についても同様であり、その基準単価についても同様です。

(参考:国土交通省 国土技術政策総合研究所の施工パッケージ型積算方式に関するHPリンク)

  http://www.nilim.go.jp/lab/pbg/theme/theme2/theme_sekop.htm