あきた白神認定ガイドについて
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県では、世界遺産白神山地の生態系や生物多様性の保全を図り、その価値と魅力を将来に伝えていくために、「あきた白神認定ガイド」の養成を行っています。平成30年度から令和2年度にかけて新規で認定を行い、令和3年度からは更新講習を実施しています。認定を受けたガイドは、ガイドとして必要な基礎的な知識や技術を習得してるほか、来訪者の安心・安全のため、危急時に対応ができるようファーストエイドの知識・技術を身に付けています。
ガイド認定に必要な講習及び試験(平成30年度~令和2年度)
あきた白神認定ガイドに認定されるには、以下に記載の講習(A講習orB講習)を受講し、認定試験に合格する必要があります。
1 認定講習(平成30年度~令和2年度)の内容
(1) A講習 : 全3回のカリキュラム
※下記B講習の全10回のうち、②、⑥、⑧を受講する。
[申込要件]
次のすべての要件を満たす者は、「A講習」へ申し込むことができる。
① 満年齢20歳以上であること。
② 白神山地及びその周辺地域でガイド業務を行っていること。又は認定後その意思があること。
③ 有効期間内の日本赤十字社救急員認定証を所持していること。又は心肺蘇生・気道異物除去・急病の手当・けがの手当(止血・包帯・固定)・搬送及び救護の知識を得られる救急法の講習を5年以内に受講していること。
④ 秋田白神ガイド協会又は八峰町白神ガイドの会に所属し、過去3年間のガイド活動実績が計15日以上であること。
※③及び④の要件を申込時点で満たしていない者は「B講習」へ申し込むものとする。
(2) B講習 : 全10回のカリキュラム
① 開講式、机上講習「白神山地の概要と生態」、「四季の魅力」、「法規制等」
場所:白神山地世界遺産センター(藤里館)
② 野外講習「ガイドの基礎知識とガイディングの基本」●A講習必須
ぶなっこランド~青秋林道~二ツ森
③ 野外講習「フィールドに応じたガイディング技法」
遺産センター~藤里駒ケ岳
④ 野外講習「ジオパークの知識とガイディング技法」
あきた白神体験センター~八峰町ジオ海岸~留山
⑤ 野外講習「沢歩き技術」
ぶなっこランド~真瀬川中ノ又沢
⑥ 野外講習「核心地域を知る」●A講習必須
水沢ダム~水沢越え粕毛川三蓋沢
⑦ 野外講習「森のガイドのプランニングと実際」
遺産センター~岳岱自然観察教育林
⑧ 野外講習「ファーストエイドの基本と野外での危急時対応策」●A講習必須
あきた白神体験センター~御所の台
⑨ 野外講習「雪のガイディング技法と安全管理」
遺産センター~藤里水無沼
⑩ 机上講習「歴史と文化」、「ガイド知識と技術の総括」
遺産センター
2 認定試験の内容
[受験要件]
受験区分に規定された講習をすべて受講した者は、その区分に該当する認定試験を受講することができる。
[試験科目]
① 筆記試験
講習の内容の習得度について確認
A試験:A講習の内容を基に全30問出題、試験時間60分
B試験:B講習の内容を基に全50問出題、試験時間90分
② 面接試験(全員共通)
ガイド活動に対する意欲及びガイド活動の安全管理能力について確認
合格基準は出題数の70%以上の正解があったものを合格とする。
更新講習の内容(令和3年度~)
認定期間を更新するには、認定期間内に更新講習を1回以上受講した後、面接指導を受ける必要があります。
以下に、令和4年度に実施した更新講習の内容を紹介します。
【第1回】
・ 場 所:二ツ森(八峰町・藤里町)
・ 日 程:令和4年5月29日(日)
・ 講習内容:安全管理とガイディング等
残雪と新緑の二ツ森ルートガイディング ファーストエイド講習の様子
【第2回】
・ 場 所:真瀬川一ノ又沢(藤里町)
・ 日 程:令和4年9月25日(日)
・ 講習内容:沢歩き技術と安全管理等
沢歩き技術 傷病者を沢から引き上げる
【第3回】
・ 場 所:岳岱自然観察教育林(藤里町)
・ 日 程:令和4年10月30日(日)
・ 講習内容:森のガイディングと安全管理、環境保全意識等
ガイディング演習 傷病者の搬送技術講習
地元ガイド団体の紹介
認定されたガイドは地元のガイド団体に所属し、実際にガイド活動を行っております。「あきた白神認定ガイド」からガイドを受けてみませんか?ガイドの予約は以下のガイド団体ウェブサイトをご覧ください。