追加提案いたしました補正予算案について説明申し上げます。
 このたびの補正予算案は、コロナ禍における原油価格・物価高騰等への対応として、早急に取り組む必要がある事業について計上しており、生活費を必要とする世帯の資金需要に対応するため、生活福祉資金の貸付原資等を増額するとともに、低所得の子育て世帯に対し特別給付金を支給するほか、県立学校における給食の食材費の高騰分に対し支援してまいります。
 また、中小企業等に対する資金繰り支援のため、経営安定資金に原油・原材料等価格高騰対策として40億円規模の融資枠を確保するとともに、燃料価格高騰下においても安全で安定的な運行ができるよう、交通事業者や運送事業者に対し支援を行うほか、飼料等の価格高騰の影響を受けている畜産経営体の生産規模維持のための支援等を行ってまいります。
 さらに、生産性向上や省エネルギーに資する設備導入、企業規模の拡大や経営の多角化に向けた取組に対し助成してまいります。
 このほか、脱炭素社会の実現に向けて、本県で洋上風力発電事業の一翼を担う日本郵船株式会社との連携事業として、同社からの寄附金を活用し、地域団体が行う八郎湖の環境保全活動を支援してまいります。
 一般会計補正額は、30億1,438万円であり、補正後の総額は、6,286億5,184万円となります。
 よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。