1 ナラ枯れとは
 ナラ枯れは、カシノナガキクイムシという甲虫が媒介する「ナラ菌」によって、ナラ類(ミズナラ・コナラなど)が集団的に枯れる病気です。
 ナラ菌が樹幹内で繁殖すると通水機能が失われ大部分は枯死してしまいます。
(秋田県林業普及冊子№28 「ナラ枯れの被害を防ごう」より)

2 由利管内のナラ枯れ被害について
 平成18年ににかほ市(旧象潟町)で秋田県における初めてのナラ枯れ被害が確認されました。
 その後徐々に被害は拡大し、令和2年度は県内18市町村において被害が確認されています。
 秋田県全体の被害量は、平成28年までは増加し続け、平成29年よりいったん減少したものの、令和元年度は再び増加に転じ、令和2年度は16,133㎥と前年比約224%と激増しました。
 由利地域の被害量は、全県被害量の約7%ではありますが、気象状況によっては一気に被害が増加する可能性があるため、引き続き市町村と連携しながら防除対策を行います。

【由利管内のナラ枯れ被害量の推移】
由利管内のナラ枯れ被害量の推移を示すグラフ

【秋田県全域のナラ枯れ被害量の推移】
秋田県全域のナラ枯れ被害量の推移を示すグラフ