秋田県戦没者追悼式・平和祈念式典における知事式辞について
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知事式辞について
令和8年10月16日 金曜日 にあきた芸術劇場ミルハスにおいて、秋田県戦没者追悼式・平和祈念式典が執り行われました(秋田県戦没者追悼式・平和祈念式典について)。
式典における秋田県知事の「式辞」は次のとおりです。
式辞
本日ここに、多くの戦没者の御遺族並びに御来賓の皆様をお迎えし、秋田県戦没者追悼式・平和祈念式典を挙行するに当たり、県民を代表して、本県戦没者の御霊に対し謹んで哀悼の誠を捧げます。
先の大戦において失われた、本県の三万四千名を超える尊い命。その一人ひとりの無念に思いを馳せるたび、今もなお深く胸が痛みます。また、愛する家族を失った深い悲しみを抱えながらも、一筋に平和を願い、今日の豊かで平和な社会を築き上げてこられた御遺族の皆様の御労苦に、心より敬意を表します。
戦後81年という新たな歳月を重ねる今、これまでの歴史を振り返りながら、改めて平和への思いを強くいたしております。
同時に、時の流れの中で、私たちは避けることのできない現実にも直面しております。今年の全国戦没者追悼式において、戦後生まれの御遺族が2年連続で半数を超え、過去最多を数えたように、世代の移行は確実に進み、戦争の惨禍を直接知る方々は年々少なくなっております。
私たちは、戦争体験者の声を直に聴くことができる最後の世代です。これまで紡がれてきた平和への願いを、重みをもって受け止め、途切れることなく次の世代へ引き継いでいかなかればなりません。
それは、単に過去の記憶を語り継ぐことにとどまりません。託された記憶を未来の行動へと生かし、誰もが戦争の悲惨さと平和の尊さを深く胸に刻み、心から共感できるよう、不断の努力を重ねていくこと。それこそが、私たちの果たすべき責任にほかなりません。
今なお、世界各地では争いが絶えず、国際情勢は緊迫感を増しております。だからこそ、国や立場を超えて真摯に対話を重ね、平和への願いを共にし、手を取り合っていくことが切実に求められています。本県としても、世界の平和の実現に向け、確かな貢献を重ねてまいります。
この式典に当たり、改めて先の大戦に深く思いをいたし、誰もが心豊かに安心して暮らすことができる寛容な社会を次の世代につなげていくため、県民の皆様と共に全力で尽くすことを誓います。
結びに、戦没者の御霊の安らかならんことを、そして御遺族の皆様の御平安と御多幸を心からお祈り申し上げ、式辞といたします。
令和8年10月16日
秋田県知事 鈴木健太

