【注意喚起】外来性カミキリムシ類の情報提供にご協力ください
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近年、外来性カミキリムシ類の発生が国内で確認されています。以下の外来性カミキリムシ類は本県では未確認であるため、疑わしい虫を発見した場合は、早急に病害虫防除所(018-881-3660)までご連絡ください。
①クビアカツヤカミキリ
<特徴>
・成虫の体長は約25mmで、長い触角を持つ。
・成虫の体色は前胸部(クビの部分)が赤く、体色はツヤのある黒色をしている。
・サクラ、ウメ、モモ、カキなど多くの樹種に寄生し、樹木が枯死することもある。
・群馬県、栃木県、茨城県等での発生が確認されている。
(参考資料)
クビアカツヤカミキリの防除法(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所)
②ツヤハダゴマダラカミキリ
<特徴>
・成虫の体長は17~40mmで、特に30mm前後のものが多い。
・体色は光沢のある黒色をしており、背面には白色の斑紋がある。
・触角は長く、黒色と淡青色の縞模様をしている。
・国内ではアキニレなどの街路樹や植栽樹への加害が確認されているが、カエデやヤナギの他、リンゴやナシ等の果樹も加害する。
・東北地方では宮城県、福島県での発生が確認されている。
・ツヤハダゴマダラカミキリは、在来種であるゴマダラカミキリに似ているため注意する(参考資料参照)。
(参考資料)
③サビイロクワカミキリ
<特徴>
・成虫の体長はオスが26.4~33.6mm、メスが33.8~39.7mm。
・体色は光沢のないさび色(チョコレート色)で、背面には霜降りのような白く細かい斑紋がある。
・オスの触角は体よりやや長く、メスの触角は体よりやや短い。
・国内において街路樹や市街地などに植栽されているイヌエンジュ、エンジュへ加害し、枯損させる事例が確認されている。
・東北地方では福島県での発生が確認されている。
(参考資料)
出典
・環境省「日本の外来種対策 パンフレット・リーフレット」(https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/poster.html)
・環境省「カミキリムシ科2種を特定外来生物に指定する政令の閣議決定について(2023年7月28日)」(https://www.env.go.jp/press/press_01935.html)
・国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所「クビアカツヤカミキリの防除法」(https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/chukiseika/5th-chuukiseika12.html)