特集:ツキノワグマ被害防止に向けた総合的な対策の推進
コンテンツ番号:93056
更新日:

(※以下、読み方が難しい語句や固有名詞の後に、読み仮名を記載している箇所があります。)
令和7年は、全国的に人の生活圏へのクマの出没や人身被害が多発しました。県内では、11月時点でクマの目撃件数が13,000件を超え、人身被害は58件66人、10月末時点で農林業被害は32,162千円と甚大な被害が発生しています。このため県では、緊急的な対応により県民の皆さまの安全・安心を確保した上で、中長期的な取り組みを進めます。
緊急の対策(短期的な取り組み)
秋の出没多発や人身被害の急増を受け、令和7年10月から捕獲体制の緊急強化や学校・通学路の安全確保、現場での捕獲体制・業務の支援などを実施しました。
| 主な対応内容 | 実績 |
|---|---|
| クマスプレーを配布(PTAやボランティア団体など) | 1,550本 |
| 箱わなを市町村に貸し出し | 13基 |
| 自動撮影カメラを市町村に貸し出し | 60台 |
| 自衛隊による支援活動 | 12市町村 |
| 県警察に熊駆除対応プロジェクトチームを設置 | 2班(1班4人編成) |
クマ被害対策について詳しくは美の国あきたネット(クマ被害防止対策の強化について)をご覧ください。
今後の対策(中長期的な取り組み)
新たにゾーニング管理やデジタル技術の活用などにも取り組み、総合的な被害防止対策を推進していきます。
- ゾーニング管理の推進(管理強化ゾーンの設定など)
- デジタル技術の活用(AIカメラによる監視など)
- 担い手の確保・育成による捕獲体制の整備
人とクマの棲(す)み分けと人身事故ゼロを目指します
ツキノワグマ情報について詳しくは美の国あきたネット(ツキノワグマ情報)をご覧ください。
お問い合わせ先
県自然保護課 018-860-1613