秋田の酒造りと、それに関わった人たち

秋田の先覚記念室企画コーナー展「秋田の酒と人」

 秋田は古くから豊かな米どころとして知られ、米づくりの歴史は日本酒の醸造とも深く結びついています。県内の多くの酒蔵が創業から100年を超える歴史を有していることからも、酒造りの伝統の根強さがうかがえます。
 しかしながら、大正時代頃までは秋田でも兵庫の灘、京都の伏見、山形の大山の酒が一流の料亭や旅館では好まれていたそうです。明治以降、技術革新が重要な役割を果たし、近代化が進む中で、秋田の酒造家たちは積極的に新しい技術を導入し、酒質の向上に努めました。その結果、品評会で上位に入賞する酒が次々に作り出され、秋田の酒が全国に知られるようになりました。
 展示では秋田の酒造りに貢献した伊藤恭之助、伊藤仁右衛門、伊藤忠吉、花岡正庸の果たした役割や秋田の酒造りの歴史を紹介します。
 
  • 会  期:令和7年10月8日 木曜日 ~12月7日 日曜日
  • 開館時間:午前9時30分 ~ 午後4時30分(11月からは午前9時30分 ~ 午後4時)
  • 会  場:秋田県立博物館 秋田の先覚記念室
  • 入場料 :無料
  • 休館日 :月曜日(月曜日が祝日の時は次の平日)

講演会「秋田の酒造りの魅力 ―酒米開発の歩みと清酒文化―」

 秋田の先覚記念室企画コーナー展「秋田の酒と人」の付帯事業として講演会を実施します。
 秋田の酒作りを牽引した伊藤恭之助、伊藤仁右衛門、伊藤忠吉、花岡正庸の4名の功績を踏まえつつ、昭和後半から秋田の酒造りのために秋田県総合食品研究センター(旧秋田県醸造試験場)が果たした役割や業績について、元所長の髙橋仁氏より御講演いただきます。
 
  • 演 題:「秋田の酒造りの魅力 ―酒米開発の歩みと清酒文化―」
  • 講 師:高橋 仁 氏(清酒製造アドバイザー/元秋田県総合食品研究センター所長)
  • 日 時:令和7年10月26日 日曜日  午後1時30分~午後3時
  • 場 所:秋田県立博物館 講堂
  • 人 数:80名(参加無料、要申込み)

お申し込みは、電話、FAX、メールでお願いいたします。
電話 :018-873-4121
FAX:018-873-4123
メール:info@akihaku.jp

展示ポスター講演会チラシ

 
詳細は、当館ホームページをご確認ください。
 
「秋田の酒と人」詳細ページ
 
秋田の先覚記念室講演会 詳細ページ