特別展「みんなのMuseumプロジェクト企画 まるごと〇展」について
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展覧会名
「みんなのMuseumプロジェクト まるごと〇展」

「みんなのMuseumプロジェクト」について
「みんなの Museum プロジェクト」は、令和5年度に「みんなのキンビ」プロジェクトとしてスタートしたプロジェクトです。秋田県立近代美術館を中核に地域の様々な機関、市民の皆さんとの連携・協働により、年齢や障害の有無等にかかわらず、誰もがアートを楽しみ、アートを通じて出会い、ともに学び合い、つながり合える場の創出を目指し、取組を重ねてきました。
3年目となる令和7年度は、「みんなの Museum プロジェクト」と名称を新たに、県立の博物館施設(秋田県立博物館、秋田県立農業科学館、秋田県立美術館)と地域の様々な機関が連携・協働し、それぞれの館が多様性と包摂性を高めるコミュニティづくりを担う Museum を目指します。
展覧会の位置づけと趣旨
本展はプロジェクトの取組の一つとして開催する展覧会です。プロジェクトでは、これまで「大根」や「笑い」など私たちの暮らしの中の身近なテーマのもと、アートを通した人や地域のつながりや誰もがその人らしく暮らすことができる社会・地域について考えてきました。プロジェクト最終年度となる本展では「〇」をテーマに、インクルーシブな社会を支える想像力、目の前にあるものだけを見るのではなく、その背後にあるものを読み取る力について考えます。
私たちの身近にある丸や円。何を思い浮かべるでしょうか。「〇」から「正解」もしくは「×」や「間違い」をイメージするかもしれません。円「えん」の響きから、「縁」を思い浮かべる人もいるかもしれません。〇はつながりや循環といった広がりがイメージできる一方で、内と外を区切る、分ける、閉じるイメージもあります。このように、本展では多様なイメージが広がる「〇」をテーマに、県立博物館施設の作品等各種資料をはじめ、所蔵作品からインスパイアされ新たに制作された作品や、障害のある方の作品、伝統工芸や現代作家の作品など幅広い分野の作品を展示します。また、多様な人たちが出会うことによって生まれる表現の豊かさを味わうことができるインクルーシブなワークショップも多数開催します。
本展では、「〇」をテーマに時代や分野を超え、広く秋田の文化のダイナミズムを体感し、多様なものの見方や捉え方、作品の背景への思索を深める展示空間とワークショップをお届けいたします。本展を通し、今私たちが生きている時代や地域の価値観について改めて考える機会、アートがつなぐご縁がたくさん生まれることを期待しております。
会場・会期
秋田県立近代美術館 5階展示室
2025(令和 7)年9月 13 日(土)~11 月9日(日)
9:30~17:00(最終入館16:30)
※会期中無休
※11月3日(月)文化の日は【無料公開】
観覧料
一般 500 円(450 円)、 大学生以下無料
※本展の半券ご提示で会期中は何度でも入場できます。
※ 高・大学生は要学生証提示
※( )内は 20 名以上の団体及びシルバー(70 歳以上)の料金
※ 障害者手帳、またはミライロ ID ご提示の方は無料(介添 1 名無料)
本展の運営体制
【主 催】
「みんなの Museum プロジェクト」実行委員会 (事務局:秋田県立近代美術館)
NPO 法人アートリンクうちのあかり
横手市市民保健部まるごと福祉課
秋田県産業技術センター
秋田公立美術大学附属高等学院
秋田県立横手支援学校
秋田県立増田高等学校
秋田県立博物館
秋田県立農業科学館
秋田県立美術館
【企 画・トータルディレクション】
澁谷デザイン事務所
【協 働 (五十音順)】
安藤 郁子 氏(秋田公立美術大学・教授、NPO法人アートリンクうちのあかり・代表理事)
黒木 健 氏(東北芸術工科大学・非常勤講師)
林 容子 氏(一般社団法人ArtsAlive・代表理事)
藤 浩志 氏(秋田公立美術大学・教授、NPO法人アーツセンターあきた・理事長)
秋田協同印刷株式会社
秋田県難聴者・中途失聴者協会
かみこあにプロジェクト
十文字和紙愛好会
【助 成】
文化庁 令和7年度 InnovateMUSEUM 事業(地域課題対応支援事業)