県の保有する個人情報と個人番号(マイナンバー)の紐付け誤りの概要について(続報)

 
 このたび、本県において、国の通知に基づき、県の保有する個人情報と個人番号の紐付け状況の確認を行ったところ、令和5年11月9日の公表以降、新たに2事務において5件の紐付け誤りが生じており、本人のものではない障害者手帳情報等(※1)がマイナポータル上で閲覧できる状況となっていたことが判明しました。
新たに紐付け誤りが確認された事務及び件数
事務名 紐付け誤りの件数
身体障害者手帳 4件
自立支援医療(精神通院) 1件

 上記紐付け誤りにより個人番号、氏名、生年月日、性別及び住所の情報が第三者に閲覧されることはありません。

(※1)マイナポータル上で表示される障害者手帳情報等

   【身体障害者手帳情報】
    ・手帳交付年月日(返還年月日、再交付年月日) ・手帳番号
    ・等級コード ・障害名 ・障害程度コード ・障害部位コード
    ・障害認定日 ・旅客鉄道株式会社旅客運賃減額区分
   【自立支援医療(精神通院)情報】
    ・自立支援医療(精神通院)支給開始(終了)年月

県の対応

 個人番号の紐付け誤りのあったデータについて、誤りが判明した段階で、マイナポータルや他の行政機関等との個人情報の照会や提供を行う情報連携を停止し、個人番号の修正を行いました。

個人情報の漏えい等について

 個人番号の情報連携により、第三者に本人のものではない障害者手帳情報等が閲覧された記録は確認されておりません。ただし、閲覧記録の保存期間よりも前に情報が閲覧された可能性は否定できないことから、個人情報保護法に基づき、「要配慮個人情報(※2)の漏えいのおそれあり」として個人情報保護委員会に報告し、ご本人あてに通知しております。
 なお、マイナポータル上で表示される障害者手帳情報等には、個人番号や氏名等の情報は含まれていないため、当該紐付け誤りにより個人番号、氏名、生年月日、性別及び住所の情報が第三者に閲覧されることはありません。
 
(※2)要配慮個人情報とは、その取扱いに特に配慮を要するものとして個人情報保護法に定められており、障害者関係情報等が該当します。
 

マイナンバー情報総点検の実施結果について

 本県において個人番号紐付けの個別データ点検対象とされた9事務の点検実施結果については次のとおりであり、11月末をもって全ての個別データの点検を完了しました。
 点検対象総数 105,265件
 紐付け誤り件数 29件(うち、個人情報保護委員会への報告対象件数28件)

再発防止策について

 令和5年10月5日付けデジタル庁の「マイナンバー利用事務におけるマイナンバー登録事務に係る横断的ガイドライン」に準拠し、引き続き各種申請書の受領機関である市町村窓口等における本人確認を徹底するとともに、個人番号の入力を行う県の各地方機関において、入力時の確認を徹底いたします。
 今後各省庁から発出予定である個別通知や法改正の内容を注視しながら再発防止に取り組んでまいります。