県では、平成24 年度から社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、特別養護老人ホーム等の施設及び居宅において、必要なケアをより安全に提供するため、適切にたん吸引等を行うことができる介護職員等の養成を目的として、「たん吸引等研修事業」を社会福祉法人秋田県社会福祉協議会へ事業委託してまいりました。

 当該研修の修了者は1,000名を超え、介護現場で必要な一定の配置が行われたこと、また、県事業以外に、たん吸引等研修を実施する「県が登録する研修機関」(登録研修機関)の登録が県内でも行われるなど、当初の事業目的を概ね達成したことから、令和3年度の研修の開催をもって、県の事業委託を終了することとしましたのでお知らせします。

 令和4年度以降は、指導者の資質の確保を図る観点から、施設における指導者の養成を目的とした「指導看護師養成講習」、医療的ケアの履修者を対象とした「手技確認講習」を引き続き県が実施するとともに、介護職員のたん吸引等の技術水準の維持向上のため、これまでの研修修了者を対象とした「フォローアップ研修」を新設するなど、たん吸引等の技術に関する質の向上等を目的とした事業を実施します。

 なお、令和4年度以降、秋田県社会福祉協議会は登録研修機関として引き続き研修を実施する予定ですが、当該研修を受ける場合は、受講料等の自己負担が必要になります。

 

・助成金制度について

 たん吸引等研修の受講にあたり、厚生労働省の人材開発支援助成金(特定訓練コース)制度を活用できる場合があります。詳しくは秋田労働局職業安定部訓練室(電話番号:018-883-0006)までお問い合わせください。

 

(参考)厚生労働省ホームページ
人材開発支援助成金(特定訓練コース、一般訓練コース、教育訓練休暇付与コース、特別育成訓練コース)

 

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