まつ毛エクステンションに関する危害防止について

自分のまつ毛に接着剤で人工まつ毛をつける「まつ毛エクステンション」が流行していますが、独立行政法人国民生活センターから、接着剤によるかぶれや目の損傷など、「まつ毛エクステンションの危害」に関する情報が提供されています。

厚生労働省では、まつ毛の施術は美容師法上の美容であると位置づけており、美容師の資格を持つ人が施術を行うべきものです。
しかし同センターの情報では、美容師の資格を持っていない人が施術していると思われるケースもみられることが報告されています。
美容師法の運用については、最寄りの保健所や市町村にお尋ねください。

(参考)

美容師法第2条

  • 第1項この法律で「美容」とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。
  • 第2項この法律で「美容師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて美容を業とする者をいう。
  • 同法第6条美容師でなければ、美容を業としてはならない。

美容営業者の方は、知識や技術の向上のほか、施術にあたって高度な技術の発揮と細心の注意が図られるようご配慮をお願いします。
また、営業するに当たっては、次の点に留意してください。

  1. あらかじめ顧客の状況に応じて施術が可能であるかを問診票等を用いて確認すること。
  2. 施術の前に、施術中の注意事項や施術後のケア、健康被害のリスク等について、利用者に十分な説明を行い、理解を得ること。
  3. 「理容所及び美容所における衛生管理要領」に基づき、器具の消毒などの衛生管理を徹底すること。

消費者の皆様は、健康被害等のリスクを十分に認識の上、施術前に施術者に十分な説明を求めるとともに、万一、目等に異常が生じた
場合には、医師の診察を受けるようにしてください。また、次のとおり情報提供しますので、施術の際の参考にしてください。